出展:http://www.chosunonline.com/article/20080825000002


 環境配慮型自動車の生産に向け、政府と民間による大規模プロジェクトが始まった。



 現代自動車と、サムスンSDI、LG化学、SKエネルギーの韓国バッテリーメーカー3社、知識経済部、自動車部品研究院は25日、ソウル市中区小公洞のロッテホテルで「プラグイン・ハイブリッドカー」用のリチウム・イオン・バッテリーの共同開発に向け、業務提携の了解覚書(MOU)を締結する。



 今回の事業には、政府が今年下半期から2013年上半期までの5年間にわたり、年間80億ウォン(約8億2400万円)ずつ計400億ウォン(約41億2000万円)を支援し、各企業は設備投資を含め、計1兆ウォン(約1030億円)以上を投資する計画だ。



 同プロジェクトは、環境配慮型自動車の中核技術であるバッテリーの開発に向け、国内の大企業が初めて手を組んだという点で、大きな意味合いを持っている。リチウム・イオン・バッテリーは従来のニッケル水素バッテリーより性能が2倍以上も優れており、単価も低いことから、今後ハイブリッドカーや電気自動車などに多用される見込みだ。



 これに先立ち、日本のバッテリーメーカーも、自動車用リチウム・イオンの量産に死活を懸けており、韓国と日本が半導体やLCD(液晶表示装置)パネルに続き、再び次世代技術をめぐって激しい争いを繰り広げるものとみられている。



 また、今回のプロジェクトを通じて開発されるバッテリーは、まず現代自が2013年に量産するプラグイン・ハイブリッドカーに搭載される予定だが、従来のハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池車にも活用することができるとされており、国内の自動車や電子産業全般の成長および雇用増大に大きく寄与する見通しだ。



崔源錫(チェ・ウォンソク)記者



<コメント>お隣の韓国も日本と同じような状況になってきたようだ。

大手電池メーカーの囲い込みが始まっている。