出展:http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080617/162484/



21世紀の早い段階で、製造業単体や製品単体による技術革新には限界が見えてくるだろう。

 IT(情報技術)産業は、技術革新において先駆者である。20世紀には半導体やネットワークやPCなどの単体技術、要素技術によって、世の中が大きな進化を成し遂げることができた。しかし、21世紀は違った形でイノベーションが起きるだろう。


 グーグルがいい例である。たくさんの要素技術をインフラとし、新しいビジネスモデルを考えた結果として、グーグルの新しいビジネスモデルが生まれた。グーグルのビジネスモデルは、社会システムを作るビジネスモデルと言ってもいい。社会を変えるビジネスモデルだからこそ急速に広まった。


 今では、どのようなビジネスモデルでも半導体、ネットワーク、PCをインフラとして十二分に利用できる。これらの要素技術を活用して、どのような社会システムを創り出すかというテーマに対して、欧米の先進企業が先陣を争っている。日本の多くのIT企業は、米国のビジネスモデルを真似するビジネスが中心だ。もっと日本オリジナルなビジネスモデルを創造することが求められている。


 自動車や環境・エネルギーの分野でも、IT以上に、技術単体の発想から新しい社会システム作りへの発想に切り替えていくことが必要だろう。



<コメント>

とかくに電気自動車やハイブリッドに注目の集まる、リチウムイオン電池であるが、社会構造を変える「産業革命」まで起こしえる可能性を秘めているのかわかる。