普段、施術中に相談を受けることの多いものに「便秘」があります。「今まで飲んできた薬が効かなくなった」や「3日に一度くらいしか出ないし、量も少ない」「生理前は便秘もひどくなる」など色々な悩みをお持ちの女性が多いのですが、便秘にもさまざまなタイプがあるのを皆さんはご存知でしょうか?
①女性に多い弛緩性(しかんせい)便秘
大腸の運動が弱くなり、便の排出が悪くなるもの。めったに下痢をすることはなくて、食事も普通にとれてしまうことが多いのも特徴です。このタイプの方には、便を軟らかくする塩類下剤(マグネシウムなど)や、腸の運動を助けるビタミンB群の薬剤がおオススメ♪これらの薬は量を0.5g単位で調節できるのもいい点ですね。
②年齢の高い方に多いのは直腸性便秘これは便が肛門の近くまで下りてきても、出そうとする反射が起こらないものです。若い女性でも弛緩性便秘とともに直腸反射が落ちている人も多くいらっしゃいます。このタイプのかたは、上記の①で書いたものに加えて坐薬という肛門から挿入する薬が効果的です。肛門から入るとガスを発生して排便を誘発するもの、直腸で溶けて便のすべりをよくするものなどがあります。
③痙攣性(けいれんせい)便秘痩せた女性や男性に多く、これは弛緩性や直腸性とは違って、腸が過敏になって運動が亢進することによって起こります。
「何度もトイレに行きたくなるのに少ししか出ない」や「ウサギのフンのようにコロコロしている」というのが典型的な状態です。性格的に真面目、几帳面、気にしいの方に多い傾向があります。このタイプには一般的な下剤は効きませんので大腸の運動を抑える薬や精神安定剤など、多方面からのアプローチが必要になります。
便が極端に細くなったり表面に血が付いたりする、便秘と下痢を繰り返す場合などは、腸に病気があることもあるので検査をオススメします。