もう随分前になってしまったのだが、気になる記事があった。
実際は40%台!? 文科省、厚労省が発表した就職内定率「57・6%」の大ウソ
「 『この調査では『内定者÷就職希望者数』によって就職内定率が算出されますが、今回、調査対象になった大学は、全778校中、わずか62校にすぎません。 さらに調査依頼先となった大学は、東大、一橋大、早稲田大、慶應大、上智大、東工大、津田塾大……と、就職に強いとされる名のある大学ばかり。 MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)クラスでさえ中央大しか入っていません。『これじゃ当てにならん』と文科省の幹部自身がボヤいていたほどです』(木村氏)
この調査は毎年4回実施されるもので、就職(内定)率は回を追うごとに高まっていく。例えば、今春卒業した大学生の場合、62・5%(昨年10月時点)↓73・1%(12月)↓80%(今年2月)と上昇を続け、最終的な就職率は91・8%(4月)に。
ところが、この年の大学卒業者54万人中、進学も就職も未定のまま卒業した学生は8万7千人に達した。約6人に1人が“就職難民”となったことを考 えれば、91・8%という数字がいかに現実離れしたものかがわかるだろう。」
就職内定率が過去最悪なのは散々言われていることだが、その内容には統計的な作為があって、不自然に高くなっているということだ。
これは調べてみたいなぁと思っていた。
ちょっとだけでも社会調査をかじっていた身としては面白い題材だ。
ただずるずると時間が過ぎているうち、もうひとつ同じ事柄についての記事がでてきた。
大学生ホワイトカラー内定率悪化はFラン大学生数増えたから
「大学生数は1985年に185万人だったが、2009年には285万人と100万人も増えたのだ。つまり、新卒採用のパイは微増しているが、それを奪い合う学生が激増したため内定率が下がり、就職氷河期のように見えるだけ。女子の進学率の上昇や就職志望が増えたことも拍車をかけている。
しかし、現実には上位校の卒業生の内定率は90%以上で昔と変わっていない。一方で、EランクやFランク(偏差値35以下)に属する大学卒の内定率 は4割以下の学校も多く、全体を押し下げている。2007年のような好景気でも、卒業生に占める就職者の割合は70%ほどで頭打ちしたのである。」
どっちも週刊誌・・・。これだけでなんか信用率低いんですが・・。
まあ、そこは置いといて。
面白いのは、この二つの記事が正反対のことを主張していることだ。
どちらもこの統計が現実にそぐわないとしているが、 木村俊良氏は「実際には40%以下だ」といっているし、 海老原嗣生氏は「Fラン大学が押し下げているだけで昔と環境は変わってない」といっている。
海老原氏の「卒業生に占める就職者の割合は70%で頭打ちしたのである」というのはちょっと語弊があるように思う。これは10月時点での調査のことを言っているのだろう。四月になると90%前後になる。しかも「卒業生に占める就職者」の割合ではなく、「就職希望者に占める内定者」の割合だ。
どちらも主張は間違ってはいないだろう。
たしかに就職を「諦めた」人達を分母から外すために結果90%を超える内定率という数字が出るようになるし、以前は学力的にブルーカラーの就職をしていた人達が大学に通えるようになったためにホワイトカラーの倍率が高くなっている。
これは、「内定率」という統計に低偏差値の大学が入っているかどうか、という点で正誤が決まるようだ。
まあ、意味あんまり無いとは思うんですがね。
雑感だが、有効求人倍率も下がっている現実を考えると、私も含めて日本の若者に明るい未来が待っているとは誰もいえないんだなぁと思う。ただ検索すると出てくる出てくる、「バカな若者論」と「甘えるな」の大合唱。高度経済成長で入社してそんな日本にしたのはおまえらなのに。
次にこの数字の調査を考えてみたいと思う。(つづく)
実際は40%台!? 文科省、厚労省が発表した就職内定率「57・6%」の大ウソ
「 『この調査では『内定者÷就職希望者数』によって就職内定率が算出されますが、今回、調査対象になった大学は、全778校中、わずか62校にすぎません。 さらに調査依頼先となった大学は、東大、一橋大、早稲田大、慶應大、上智大、東工大、津田塾大……と、就職に強いとされる名のある大学ばかり。 MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)クラスでさえ中央大しか入っていません。『これじゃ当てにならん』と文科省の幹部自身がボヤいていたほどです』(木村氏)
この調査は毎年4回実施されるもので、就職(内定)率は回を追うごとに高まっていく。例えば、今春卒業した大学生の場合、62・5%(昨年10月時点)↓73・1%(12月)↓80%(今年2月)と上昇を続け、最終的な就職率は91・8%(4月)に。
ところが、この年の大学卒業者54万人中、進学も就職も未定のまま卒業した学生は8万7千人に達した。約6人に1人が“就職難民”となったことを考 えれば、91・8%という数字がいかに現実離れしたものかがわかるだろう。」
就職内定率が過去最悪なのは散々言われていることだが、その内容には統計的な作為があって、不自然に高くなっているということだ。
これは調べてみたいなぁと思っていた。
ちょっとだけでも社会調査をかじっていた身としては面白い題材だ。
ただずるずると時間が過ぎているうち、もうひとつ同じ事柄についての記事がでてきた。
大学生ホワイトカラー内定率悪化はFラン大学生数増えたから
「大学生数は1985年に185万人だったが、2009年には285万人と100万人も増えたのだ。つまり、新卒採用のパイは微増しているが、それを奪い合う学生が激増したため内定率が下がり、就職氷河期のように見えるだけ。女子の進学率の上昇や就職志望が増えたことも拍車をかけている。
しかし、現実には上位校の卒業生の内定率は90%以上で昔と変わっていない。一方で、EランクやFランク(偏差値35以下)に属する大学卒の内定率 は4割以下の学校も多く、全体を押し下げている。2007年のような好景気でも、卒業生に占める就職者の割合は70%ほどで頭打ちしたのである。」
どっちも週刊誌・・・。これだけでなんか信用率低いんですが・・。
まあ、そこは置いといて。
面白いのは、この二つの記事が正反対のことを主張していることだ。
どちらもこの統計が現実にそぐわないとしているが、 木村俊良氏は「実際には40%以下だ」といっているし、 海老原嗣生氏は「Fラン大学が押し下げているだけで昔と環境は変わってない」といっている。
海老原氏の「卒業生に占める就職者の割合は70%で頭打ちしたのである」というのはちょっと語弊があるように思う。これは10月時点での調査のことを言っているのだろう。四月になると90%前後になる。しかも「卒業生に占める就職者」の割合ではなく、「就職希望者に占める内定者」の割合だ。
どちらも主張は間違ってはいないだろう。
たしかに就職を「諦めた」人達を分母から外すために結果90%を超える内定率という数字が出るようになるし、以前は学力的にブルーカラーの就職をしていた人達が大学に通えるようになったためにホワイトカラーの倍率が高くなっている。
これは、「内定率」という統計に低偏差値の大学が入っているかどうか、という点で正誤が決まるようだ。
まあ、意味あんまり無いとは思うんですがね。
雑感だが、有効求人倍率も下がっている現実を考えると、私も含めて日本の若者に明るい未来が待っているとは誰もいえないんだなぁと思う。ただ検索すると出てくる出てくる、「バカな若者論」と「甘えるな」の大合唱。高度経済成長で入社してそんな日本にしたのはおまえらなのに。
次にこの数字の調査を考えてみたいと思う。(つづく)