今日は久しぶりにお笑い関係のライブを見に行った。
Munasawa King Live♯8『博士・大吉・大介のお笑いメディア道場』
実際の内容はPTPという会社の発売しているHDDレコーダーの紹介というだけだったのだが、初見の私には興味深いことがたくさんあった。
そのレコーダーの名前は「SPIDER」。クモだ。
一言で言ってしまえば過去一週間の番組全部を録画しているレコーダーである。
そう言われると「レコーダーのチューナー多いだけじゃね?CellREGZAみたいなもんだろ」となるが、それが違うのだ。
詳しいことは公式サイト。
「SPIDER:ZERO」
及び、
Togetter - 「地上波アナログ放送を1週間まるごと全部録画できる超便利レコーダー『SPIDER PRO』製品発表会 ~津田大介氏のツイートより~」
古いが、
SPIDER見学記
等でわかる。
このスパイダー、ほとんどテレビでは取り上げられていない。
それは、「レコーダー」というものがCMスキップ機能を搭載したおかげでCMスポンサー料で食っている放送業界が目くじらを立て、裁判沙汰になるようになったからだ。
だがこの製品はすばらしい。
なぜかというと、レコーダーというものが「どういうふうに生活を変えるか」ということを考えてつくっているからだ。
(云々言うより実際に映像を見たほうが早いと思う。
私の家もエコポイント期限の11月前にわざわざテレビを買って、現在ポイントでレコーダーを買おうと思っているところだったため、この話には非常にうなづいた。
(意訳)「昔のテレビは簡単で、老人でもスイッチを入れるだけで考える必要がないものだった。それはパソコンのような難解なものとは違っていた。でも現在は、iPadみたいなほうが簡単で、テレビは複雑だし、リモコンもボタンが多すぎる。立場が逆転している」
「BD-R,BD-RW,DR,AVC,云々などの専門用語を理解しなければ、レコーダーの比較もできない。ハードディスクが何テラだとか、圧縮形式が何だとか、おじいちゃんにはわからない」
つまり、テレビとレコーダーはマニアの物になってしまったのだ。
現在受動的にテレビを見ている年配の層は、ついていけなくなっている。
その上、ネットを能動的に使い、Twitterなどで日々をすごしている人はテレビ自体を見なくなっている。
はたして
「どれだけ画像を綺麗にうつすか」
「どれだけ記録容量をでかくするか」
「入出力端子を増やすか」
を競っていて、テレビに未来はあるのだろうか?
どれだけ綺麗な映像でも、面白くなければ見たいとは思わない。
確かに高性能なことは重要だが、価格.comにレビューを投稿しているような電機マニアに合わせて性能を求めるような人は日本にどれだけの割合いるだろうか。
大多数の人は大型量販店にいって、そこに出向しているメーカーの社員から「この機種がオススメですよ。~~の機能があって、映像が綺麗です」と自社製品を薦められ、「ああ、そう。言われてみれば綺麗だね。これにしようか」となっているのではないだろうか。(まあ、これで幸せならそれでよいのかもしれないが)そして家に帰ってリモコンに唖然とし、90%の機能を使わずにぼんやりと番組を見ているのでは。
それだけではなく、最初からわからないからと買い替えをしない人もいるはずだ。
これは日本に限らず、言語やリテラシーの限定で消費者を逃している典型だと思う。
なぜAppleのiPhoneがあれだけヒットしたかの理由を日本の電機メーカーは本当に理解しただろうか。
色々あるだろうが、「操作に頭脳がいらないこと」が一番の理由じゃないだろうか。
iPhoneには説明書がない。これはApple製品全体でそうなのだが、直感的に操作するインターフェイスを何より重んじている。
そのお陰でタッチパッドのスマートフォンのほとんどは同じような操作性のものになった。
テレビとレコーダーのインターフェイスはお世辞にも直感的に操作できるという類のものではない。
ただチャンネルを変えるだけならばよいが、それならばなぜチャンネル以外のボタンが何十個もついているのだろうか。
「お客様の意見を取り込んでいる」というのは聞こえが良いが、それは逆に言えば新規の客が興味を持てるようなシンプルさを捨て、あれもこれもというように機能を複雑化することでマニア向けになる諸刃の剣でもあることを家電メーカーは考慮するべきだ。
と、長々と書いたが、スパイダーはこれらの層とは違う層をメインターゲットにしている。
よりネットとの親和性が高い、Twitterやスマホを使いこなすような若い世代こそが使うべき「テレビ」だ。
直感的に使いやすいものと、コミュニケーションツールとしてのテレビは未だ対比される機能としてあるだろう。
スパイダーは現在のレコーダーより一歩進んでこの融合に取り組んでいる。(まだ改善は必要だろうが)
これからはどんな種類の家電も「頭を使わないように」「情報の取捨選択を助けられるように」進化するだろう。
実はスパイダーは「レコーダー」ではない。まだ個人用に売り出してもいないが、「サービス」なのだ。
録画という行為はチューナーとハードディスクがあればなんとかなる。
つまり、レコーダーにOSのようなものや、ソフトウェアのようなもので組み込むことが可能、らしい。
(そこんところは詳しくわからないが、電機メーカーの位置を脅かすようなものではないという主張をしている)
動画を見ればわかるが、これは不特定多数に向けた広告効果の低いCMをアマゾンのような特定の嗜好をもつ消費者に届ける「ターゲッティング」広告として置き直す役目すら担えるものだ。(Retargettingとでも言うのか?)
好きな役者の出ているCMが話題になっていても、現状では流れるまで待つか、HPまで出向くか、YouTubeにアップロードされているものを見つけるかぐらいしかない。
それを「必ず」みることができる道具はかなり広告としての魅力を持っているはずだ。
「ネットとテレビの融合」はまだ端緒を開いたばかり。広告も「インターネット的」にならざるを得ないはずだ。
放送業界も保身ばかりを考えていないで、こういう視聴スタイルに合った番組作りを考えなければならないと思う。
ここまで書いて、なんてえらそうなんだと自分で言ってて思った。
口ではなんとでも言える典型としてとらえなさい。(命令形)
今年の末には発売するそうだが、買うかどうかとなったら微妙。
その理由はまた後日。
Munasawa King Live♯8『博士・大吉・大介のお笑いメディア道場』
実際の内容はPTPという会社の発売しているHDDレコーダーの紹介というだけだったのだが、初見の私には興味深いことがたくさんあった。
そのレコーダーの名前は「SPIDER」。クモだ。
一言で言ってしまえば過去一週間の番組全部を録画しているレコーダーである。
そう言われると「レコーダーのチューナー多いだけじゃね?CellREGZAみたいなもんだろ」となるが、それが違うのだ。
詳しいことは公式サイト。
「SPIDER:ZERO」
及び、
Togetter - 「地上波アナログ放送を1週間まるごと全部録画できる超便利レコーダー『SPIDER PRO』製品発表会 ~津田大介氏のツイートより~」
古いが、
SPIDER見学記
等でわかる。
このスパイダー、ほとんどテレビでは取り上げられていない。
それは、「レコーダー」というものがCMスキップ機能を搭載したおかげでCMスポンサー料で食っている放送業界が目くじらを立て、裁判沙汰になるようになったからだ。
だがこの製品はすばらしい。
なぜかというと、レコーダーというものが「どういうふうに生活を変えるか」ということを考えてつくっているからだ。
(云々言うより実際に映像を見たほうが早いと思う。
博士・大吉・大介のお笑いメディア道場(USTREAM)
いつ録画が無くなるかわからないが、実際の中継。実は机のところにある後頭部は私かもしれない。カメラの前に座ったので。邪魔で失礼。)私の家もエコポイント期限の11月前にわざわざテレビを買って、現在ポイントでレコーダーを買おうと思っているところだったため、この話には非常にうなづいた。
(意訳)「昔のテレビは簡単で、老人でもスイッチを入れるだけで考える必要がないものだった。それはパソコンのような難解なものとは違っていた。でも現在は、iPadみたいなほうが簡単で、テレビは複雑だし、リモコンもボタンが多すぎる。立場が逆転している」
「BD-R,BD-RW,DR,AVC,云々などの専門用語を理解しなければ、レコーダーの比較もできない。ハードディスクが何テラだとか、圧縮形式が何だとか、おじいちゃんにはわからない」
つまり、テレビとレコーダーはマニアの物になってしまったのだ。
現在受動的にテレビを見ている年配の層は、ついていけなくなっている。
その上、ネットを能動的に使い、Twitterなどで日々をすごしている人はテレビ自体を見なくなっている。
はたして
「どれだけ画像を綺麗にうつすか」
「どれだけ記録容量をでかくするか」
「入出力端子を増やすか」
を競っていて、テレビに未来はあるのだろうか?
どれだけ綺麗な映像でも、面白くなければ見たいとは思わない。
確かに高性能なことは重要だが、価格.comにレビューを投稿しているような電機マニアに合わせて性能を求めるような人は日本にどれだけの割合いるだろうか。
大多数の人は大型量販店にいって、そこに出向しているメーカーの社員から「この機種がオススメですよ。~~の機能があって、映像が綺麗です」と自社製品を薦められ、「ああ、そう。言われてみれば綺麗だね。これにしようか」となっているのではないだろうか。(まあ、これで幸せならそれでよいのかもしれないが)そして家に帰ってリモコンに唖然とし、90%の機能を使わずにぼんやりと番組を見ているのでは。
それだけではなく、最初からわからないからと買い替えをしない人もいるはずだ。
これは日本に限らず、言語やリテラシーの限定で消費者を逃している典型だと思う。
なぜAppleのiPhoneがあれだけヒットしたかの理由を日本の電機メーカーは本当に理解しただろうか。
色々あるだろうが、「操作に頭脳がいらないこと」が一番の理由じゃないだろうか。
iPhoneには説明書がない。これはApple製品全体でそうなのだが、直感的に操作するインターフェイスを何より重んじている。
そのお陰でタッチパッドのスマートフォンのほとんどは同じような操作性のものになった。
テレビとレコーダーのインターフェイスはお世辞にも直感的に操作できるという類のものではない。
ただチャンネルを変えるだけならばよいが、それならばなぜチャンネル以外のボタンが何十個もついているのだろうか。
「お客様の意見を取り込んでいる」というのは聞こえが良いが、それは逆に言えば新規の客が興味を持てるようなシンプルさを捨て、あれもこれもというように機能を複雑化することでマニア向けになる諸刃の剣でもあることを家電メーカーは考慮するべきだ。
と、長々と書いたが、スパイダーはこれらの層とは違う層をメインターゲットにしている。
よりネットとの親和性が高い、Twitterやスマホを使いこなすような若い世代こそが使うべき「テレビ」だ。
直感的に使いやすいものと、コミュニケーションツールとしてのテレビは未だ対比される機能としてあるだろう。
スパイダーは現在のレコーダーより一歩進んでこの融合に取り組んでいる。(まだ改善は必要だろうが)
これからはどんな種類の家電も「頭を使わないように」「情報の取捨選択を助けられるように」進化するだろう。
実はスパイダーは「レコーダー」ではない。まだ個人用に売り出してもいないが、「サービス」なのだ。
録画という行為はチューナーとハードディスクがあればなんとかなる。
つまり、レコーダーにOSのようなものや、ソフトウェアのようなもので組み込むことが可能、らしい。
(そこんところは詳しくわからないが、電機メーカーの位置を脅かすようなものではないという主張をしている)
動画を見ればわかるが、これは不特定多数に向けた広告効果の低いCMをアマゾンのような特定の嗜好をもつ消費者に届ける「ターゲッティング」広告として置き直す役目すら担えるものだ。(Retargettingとでも言うのか?)
好きな役者の出ているCMが話題になっていても、現状では流れるまで待つか、HPまで出向くか、YouTubeにアップロードされているものを見つけるかぐらいしかない。
それを「必ず」みることができる道具はかなり広告としての魅力を持っているはずだ。
「ネットとテレビの融合」はまだ端緒を開いたばかり。広告も「インターネット的」にならざるを得ないはずだ。
放送業界も保身ばかりを考えていないで、こういう視聴スタイルに合った番組作りを考えなければならないと思う。
ここまで書いて、なんてえらそうなんだと自分で言ってて思った。
口ではなんとでも言える典型としてとらえなさい。(命令形)
今年の末には発売するそうだが、買うかどうかとなったら微妙。
その理由はまた後日。