●日本最古のヨハネ福音書を、

 動作言語のオイリュトミーで体験しませんか!

 

日本最古のヨハネ福音書は、鎖国中の江戸時代、漂流民の音吉少年とオランダ人宣教師ギュツラフとの奇跡の出会いによって生まれました。

 

方言混じりの言葉で和訳された、福音書の言葉は、

素朴であたたかく、

その言葉にやわらかなペンタトニック(5音階)の

メロディーをつけると、和歌のような雰囲気になりました。

 

日本最古のヨハネ福音書を、

オイリュトミーで

「うたって」「動いて」体験しませんか!

 

 

「音吉のヨハネ伝」【仙台オイリュトミー入門講座】開催

     (全3回)

        11/30、1/11、2/1

 

 

チラシには11/2とありますが、講師の事情により、

11/30に延期となりました。

 

主催は、渋谷が講師を務めている、おひさまの丘宮城シュタイナー学園です。

学園の研究普及事業として、

このオイリュトミー講座を主催してくださることとなりました!

 

 

 

 

●漂流者、音吉

 

音吉は14歳の水夫でした。

音吉たちを乗せた船、宝順丸は1832年11月に遭難、14ヶ月もの間、太平洋を漂流しました。

私だったら1週間でも耐えられないのに、1年以上も、西も東もわからない大海原で波に揺られたまま。

 

大地の硬い確かさも足元にはありません。

いつ、どのように、漂流が終わり、何処にたどり着くかも皆目わからないのです。

 

想像しただけでも恐ろしいことです!

幸い、音吉たちの船は北アメリカ大陸に漂着し、先住民に命を助けられるのです。

音吉の数奇な運命は、そこからさらに続きます。

 

 

でも考えてみたら、人生は漂流のようなもの・・・。

確かだと思っていたもの、頼りにしているものも、すべて時の流れとともに変化し、様変わりしてしまいます。

 

激変続きの漂流人生を根底で支えるものは・・・・

一体なんなのでしょうか?

 

 

●漂流人生を支えるものは?

 

それは、大きな意味での「コトバ」ではないでしょうか?

見える海面上(意識の表層)だけでなく、見えない海面下(夢や無意識)の黒々とした重たい水のうねり・・・

意識的な頭脳のみで作る言語ではなく、詩や音楽のような「調べ」に似ているのかもしれません。

 

絵画や彫刻などのアート全て。

見えぬ海面下のうねりこそが、見える流れと一体となって漂流者を運ぶのです。

 

思いがけぬところへと。

 

本来の目的地へと。

 

 

●見えない大いなる力「他力」が働く場としての「音、色、形」

 

作家の五木寛之氏は、そんな見えない大いなる力を「他力」と呼んでいます。

「他力とは、言葉を変えると目に見えない大きな宇宙の力と言ってもよく、大きなエネルギーが目に見えない風のように流れていると感じるのです」他力/p100

 

音や色、形は、「大きな世界からの力=他力」が働く場 を作るのでしょう。

そこにおいて私たちは真に生かされることができるだと思います。

 

 

●日常の言葉と大きな世界の言葉を結びつけるオイリュミー

 

オイリュトミーとは、日常的な「言葉」と大きな世界の『コトバ』(そこには他力が働く)を身体上で結びつける芸術なのではないでしょうか?

 

無意識的な力が生き生きしている子ども、そしてハンディを持つ人たちは、

だからごく自然にオイリュトミーを楽しむことができるんですね。

 

しかし大人にとって、無意識の闇を意識の光で照らすことも確かに必要です。

 

そんな大人のための、凝縮した全3回の入門講座です。

 

 

●ヒカリワ クラサニカガヤク

 

音吉のヨハネ伝で、印象に残る言葉、

それは「ヒカリワ クラサニカガヤク」。

 

私たちの身体において、意識と無意識をつなぐ芸術体験は、

クライ部分にヒカリをあてる体験と言えましょう。

 

カラダは何もしないと、目覚めず、暗い意識のまま眠っています。

 

感覚の光をあて、感情の熱で温めることで、

 

両者が結びつき、カラダはウツワに、楽器となり、響きを放つのです。

 

「音◎言」を宿し、「舞う」ことのできる神聖なウツワに。

 

「ヒカリワ クラサニカガヤク」!

 

入門講座詳細につきましては

 詳しくはこちらをお読みください。