福島県白河市 

学校法人 熊田学園

認定こども園「らのみな」にて、初オイリュトミー❣️

 

 

◉「らのみな」にて初体験講座のご依頼

 

かつて講師を務めていた、須賀川市の幼児施設のご縁で

福島県白河市にある、学校法人熊田学園

認定子ども園「らのみな」での体験講座のご依頼を受けました。

 

対象は、

幼児たち「年少」「年中」「年長」の3クラス(1クラス20名ほど)と

園の先生方約10名です。

 

園児たちの中には、ハンディのあるお子さんも、

混じっているのだと伺っていました。

 

先生方も、私を紹介してくださったS先生以外、

オイリュトミーは全く初めての方ばかり。

 

 

◉ハンディあるなしに関わらず、

  変わらぬ本質

 

ハンディがあっても、なくても、

これまでの体験があっても、なくても、

本質的なことは変わらない、というのが私のスタンスです。

 

子どもたちには、生きた言葉の力を、

楽しいリズムや美しい響きを通して味わってもらいたいですし、

 

保育の中で、日々、子どもたちに、接する先生方には、

子供にとってのことばの本質を、

実際の体験を通してお伝えしたいものだと思いました。

(幼い子どもたちは、大人とは異なる言葉の世界にいるのです。

それは、頭だけの知的な言葉ではなく、

動作を伴った動きの言葉、

そして音声をともなう響きの言葉の世界なのです)

 

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◉美しい調和が感じられる、

  シュタイナー建築の園舎にて

 

7月14日(金)、

新しい出会いに、ワクワク🥰、ドキドキ💕胸を弾ませながら、

那須・奏身舎から、東北道を30〜40分、車を走らせ,到着!

 

すぐそばに森が広がる、自然豊かなところに園舎があります。

 

 

 

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園舎は、岩橋晶希菜氏が設計されたシュタイナー建築。

2021年ウッドデザイン賞を受賞されたそうです。

   ↓

 ▼2021年 ウッドデザイン賞 ハートフルデザイン部門 受賞

 https://www.wooddesign.jp/db/production/1534/

 

 

建物の外観も、周囲の自然と調和した美しい色合いで、

 

建物の中も、色と光が調和し、とっても居心地の良い空間でした。

 

 

 

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玄関ホール

 

 

玄関ホールの大胆な補色の色づかいに目を見張りました。


八角形の空間は、訪れる人をやさしく

覆い包んでくれるよう。

 

明るく、どこか祝祭的な雰囲気が

印象に残っています。

 

通路から玄関ホールへ

 

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葡萄色の壁の漆喰と外の緑が、

美しい補色の組み合わせとなっており、

内と外が調和しているのを感じます。

 

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とてもあたたかな落ち着いた空間は、

園長室でした!

 

こちらを、控え室に

使わせていただき、

 

園児のオイリュトミーと

先生方のための「手遊び実技と教育芸術講義」の時間を

持たせていただきました。

 

 

オイリュトミーをしたのは、園児たちのクラスごとのお部屋で。

(残念ながら、園児たちのお部屋の写真は撮っていません。)

 

いずれも自然素材で設えた、あたたかな雰囲気の空間でした。

 

 

◉言葉の響きを全身で楽しむ園児たち

 

午前に、年少・年中・年長の3クラスを、休憩を挟み、

午後は、先生方との学びの時間。

 

幼児たちとは、ハンディを持つお子さんも一緒に混じってのオイリュトミーでした。

1クラスに4〜5人くらいはいたでしょうか。

発達障害だけではなく、身体障害を持つ子も混じっており、

足に装具をつけた子もいました。

 

全く初めてなので、どうなるかな〜?と思いましたが、

歌や、美しい響きに誘われるように、

大きな輪の中で、子どもたちは

言葉のリズムと響きを全身で楽しみ、

心の動きを体全体に広げ、生き生きとオイリュトミーしていました!

 

足に装具をつけた子も、

「大丈夫かな?動けるのかな?」・・

私の心配をよそに、ごく自然に模倣して、

踵やつま先をその子なりに、

言葉の響きで動かそうとしいるのでした!

 

最初は遠くから様子見していた子も、

「カエルがぴょん」🐸の手遊びを始めると、

いつの間にか、同じ輪の中に入り一緒に楽しんでいます。

 

そう、みんな、美しいもの、生き生きしたものが好きなのです❣️

 

 

◉声・音の響きによって

   生命的な空間に変容するとき

 

「ああ、良かった!」💕💕

頭・心・体・まるごと使って、楽しむ子どもたちを見て、

私も、心の底から嬉しくなりました!

 

子どもたちが夢中になって動くと、

空間が柔らかく息づき始めるのを感じます。

 

そう、空気の質が変わるのです!  

そして声・音の響きが、みんなを包み込むようになると、

物質空間から、生命的な空間に変わり、

 

そこでは、みんなが一つに溶け合い、繋がるのを感じます。

 

 

◉美しい響きに「耳を澄ます」

  ー聴くことは社会性への第一歩

 

 

持参した、グロッケン、木の笛、ライアーなどの楽器を鳴らすと、

みんな、私の周りに集まってきて、

し〜んと耳を澄まし

聴き入っているのでした。

 

ちょうど7月でしたので、「七夕さま」🎋の歌を、

木の笛やグロッケンで演奏すると、

園児たちも一緒にお遊戯をつけて歌ってくれました。🎵

 

これらの楽器は、

小さくても、心や体の奥深くに染み込むような力があり、

自ら「耳を澄まして、聴く」ことを通して

 「社会性を養う」第一歩に繋がるのです。

 

 

◉手遊び実技と教育芸術講義

 

先生方とは、オイリュトミーをベースにした手遊びや

美しい響きの楽器を使っての導入の仕方や、

言葉の本質について、(意識的な言葉と無意識的な言葉の違い)

実技と理論を織り交ぜながら、

講義させていただきました。

 

終わってからの質疑応答の時間では、

動きと言葉が一致する瞬間の心地よさ、

美しい響きの楽器に魅せられたことなど、

口々にお話くださり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 

 

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園児達も、先生方も

初めてのオイリュトミー体験をとても喜んで下さり、

引き続き、園での講座のご依頼をいただき、

講師としても本当に嬉しい限りです。

 

 

◉幼い頃こそ、大切な、

 大きな世界と繋がる「体の言葉」

 

幼い頃に、言葉とどのように出会うか・・

それによって、人生が大きく変わります。

 

頭だけの軽薄な言葉ではなく、

心からの言葉、

自然や宇宙とつながる体の言葉の体験が

これからの時代を、逞しく、しなやかに

生きていく上で、欠かせないのではと私は思います。

 

「らのみな」の皆様との良き出会いとご縁に

心から感謝します。💕 ^_^ 💕

 

 

 

 

 

 

 

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