◉「9歳の危機」・・自他が分かれてゆくプロセス
7月12日の【ソフィア教育芸術研究会】では、「9歳の危機」をテーマに、自分が世界と分かれていくプロセスを、母音Eでの交差や8の字フォルムで体験していただきました。
会場は、皆さんの熱気で熱く、濃密な雰囲気に!
人と出会い、分かれる動きは、大人でもハラハラドキドキしますが、とても新鮮で、今生きているという実感をもたらすようでした。
円になって数を数えながら、左右にギャロップします。
内から外へと、8の字へダイナミックに移行する動き
シュタープを使ってお互いの周囲を回ったり、回られたりする練習
内と、外を交互に体験します。
受講生の中で、保育士として、日々、子どもたちに関わっておられるSさんから
素敵な感想をいただきましたので、シェアさせていただきます。
〈Sさんのご感想より〉
◉目覚めをもたらす母音E、交差の動き
今回は9歳以降ということで、母音「E」の動作から始まり、
交差する動きなど、目覚める動作が多かったように感じました。
そして、特に心に残ったのが、「中心」という言葉。
中心を感じて、右左に動く。
まだ夢の中にいる子どもたちも、9歳になってくると、段々と外の世界を意識するようになり、右、左、真ん中、などの空間的な認識も深まってくる時期なのだろうと感じました。
◉中心を感じる練習を通して、子どもの「客観性」「自我」が育つ
その時期に、オイリュトミーを通して、
「中心」をしっかりと体の感覚で感じることで、
これから、大きく成長したときに『自分』、『わたし』という自我をしっかりと持てる人へと成長していけるのだろうと思いました。
また隣の人と、同じ動作を違うタイミングで行ったり、違う動作を交互に行ったりする動きは、人に釣られないで、自分の意識を保ち、目覚めるような印象を受けました。
それは外の世界を意識し出した子どもたちにとって、客観的な力を育てるために、取り分け、重要なことだと思いました。
◉成長に合った、穏やかな目覚め
相手の事を思い、相手の動きを感じて自分も動く。
そこに、チームプレイの良さがあり、観ていてそこに穏やかな時間を感じました。
あとは、リズムを変えたり、前や後ろばかりでなく斜めの移動も多かったように思います。
芸術体験を通して、このような多種多様な変化を感じることによって、
楽しく自然と目覚めることができる。
これって大切なことだなぁ~と思いました。
無理やり、早く目覚めさせられるのでは無く、
穏やかに、ゆっくりと自然に覚めることができる。
子どもの成長に合わせた、目覚め方が大事であることを感じました。
私たち大人が客観的に、保育や教育を行うことによっても、調和が生まれ、静寂や和というものも育まれるような気がしました。
◉音楽と一緒に踊ること、呼吸すること
ピアノ演奏で音楽と一緒に踊るのもいいですね!
音楽でのEVOE、とてもテキでした!
また、常にしている呼吸がとても特別なものであることを知りました。
吸って上の世界からたくさんのイメージや思いやいろいろなものを受け取り、
吐く時に外の世界にそれを広げていく。
体の呼吸だけではなく、魂での呼吸を
日々の生活の中でも意識するようにしています。
次回も楽しみにしています。
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◉ ソフィア教育芸術研究会/奏身舎
第5回 9/25(日曜) 10時〜15時 那須・奏身舎にて
⭐️自分の中の輝き「五芒星」
「子音と地水火風、気質」「EVOE」
〈「教育は治療」「芸術は癒し」〉
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12726653398.html
現場で即実践できる手遊びや歌、
ベースとなるオイリュトミーで
人となるまでを辿る教育芸術講座です。
遠方からの方は、那須塩原駅から、事前予約にて車で送迎します
【お申込/お問合】
nasu.sousinsya@gmail.com 渋谷智栄子
・シュタイナー芸術オイリュトミー【那須・奏身舎だより】
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