ゆめのころもを ぬぎすてて
まことのころも まとふとき
こころをつつむ よろこびは 
とはのいのちの こだまかな
          片山敏彦
歌うように、母音がやさしく、ふんわり包み込むように響いてきますね。
まるでマリアさまのマントのように・・。
ラファエロ/聖母子像
 
この詩の五、七調のリズムは、どこか平安末期の歌謡、梁塵秘抄を思わせます。
 仏は常にいませども うつつならぬぞあはれなる
 人の音せぬ暁にほのかに夢にみえたまふ。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日。
闇の中にまことの光が生まれるお祝いです。
 
この詩の中に「クリスマス」の語はありませんが、
鐘の音が静かに鳴り響くような、聖なる雰囲気が感じられます。
 
クリスマスを祝う喜びの中で、自分自身の中にも新しい光、いのちが生まれる。
それをこの詩を通してじっくり味わいたいと思います。
 
月の女神の木彫/渋谷智栄子作
 

 

レリーフ「夜の翼」/渋谷智栄子作
G線上のアリア/渋谷
 
梁塵秘抄「たんちりをんの月」/ぶどうの会
 
シルクの薄いヴェール、シュライヤーは夢の衣のよう。空気の動きを表現する。/ぶどうの会
 
🌟冬至合宿の初日、22日は、聖なる言葉と音楽で、クリスマスの恵みを味わいます。
 

22日の内容

①言葉のオイリュトミー  13時〜

  ・片山敏彦「ゆめのころも」

  ・シュタイナー 魂の暦「宇宙の冬の夜に」

シュタイナーによる、週ごとの暦。

 

②音楽のオイリュトミー  15時〜17時

  ・バッハ&グノー「アヴェ・マリア」

バッハの平均律1番プレリュードにグノーが美しい旋律をつけました。どなたにでもできるやさしいフォルムで動きます。

https://www.youtube.com/watch?v=HHnXd5navZw         

  ・フランク「前奏曲

高まるインターヴァルが、敬虔な感情を呼び起こします。インターヴァルの練習として。

https://www.youtube.com/watch?v=3cfTq8B7vj4

 

◎冬至合宿12/22〜23 全体の予定について