12月29日(金)の昨日、台北の国立音楽ホールで反田恭平さんのピアノを聴いてきました。

曲目は始めから終わりまで、全曲ショパン。
アンコールも5曲弾いてくれて、もう本当に堪能しました。

 



反田さんの音は、やわらかくて、あたたかくて、透明感があり、輝いていて、、、、とにかく素晴らしかったです。

音を空間いっぱいまで広げたあとの余韻・静けさが、引き込まれるようで、包み込まれるようで、たまらないです。

音楽の響きと響きの間にすら、どこかに連れて行かれそうなくらい、魅力的でした。

 



最高の年末でした♪(あと一日あるけど。)

 

 

良いお年を〜!

 

 

 

 

3ei Formosa Eurythmy Training 2022
卒業証書授与式。

卒業公演から1年半の時間を経て、ドイツ・ベルリンからやってきた卒業証書たち。

授与式は10月半ばだったのですが、
荘厳な瞬間すぎて、
特別な空気感を大切に心で味わっておきたくて、
なかなかSNSにアップできませんでした。

このオイリュトミー学校の、
それぞれの人生の、
ひとつのマイルストーンがまたおかれました。

毎日、毎日、オイリュトミーの基礎練習から始めて、
芸術作品に耳を傾けて、
音楽の流れになり、
言葉の響きを身体に通し、
だからこそ啓けてくる世界。

その地味な日々の積み重ねを大切に思える人たちが紡ぐ、心のこもった時間と空間。オイリュトミーの舞台。

ショートカットがもてはやされる現代だけれど、

種からいきなり花が咲かないように、

エーテル体が新たに自由に生まれるために時間を手間が必要です。

そのプロセスを慈しめる人・フルタイムのオイリュトミー学生がいること。
そんな場所・オイリュトミー学校が台湾にも今はあること。

今後どうなっていくのかは誰にも分かりません。
時代とその時の人の意識がつくっていくのでしょう。
今日は12月にプレミアム公演を控えているショパン作品の練習を一日中していました。
オイリュトミストが7名も集まれるって素晴らしいことです。


10年前、いや、つい5年前にですら影も形もなかったのにね。

オイリュトミーの花が、世界にたくさん咲きますように!

 

私たち3ei Eurythmy学校のメンターを引き受けてくれた

ベルリンオイリュトミー学校の Monik先生と一緒にひとつの公演を作り上げました。

 

オイリュトミー学校で長年教えてこられた大先輩の成熟したオイリュトミーが間近で見られ、

感じることができて、心の栄養をいただきました。

 

大地にしっかりと根ざしているから、上の空間がやわらかく自由に動く。

これってオイリュトミーだけでなく、人生そのものだよね〜と思います。

 

彼女の佇まい、言葉の選び方、きちんとした線の引き方、凛としていて大好きです。

 

たくさんの観客にも来ていただいて、色々な方にオイリュトミーと素晴らしい音楽を届けることができ、幸せです。

観客の方からスタッフが素敵な感想をいただきました。

 

"one of my friends says she never thought that Eurythmy could be so beautiful and wonderful. 

 She enjoyed the music of the violin very much.”

 

 

 

台湾国立清華大学で大学生向けに、オイリュトミークラスをしてきました。

今日はコースの3日目。

オイリュトミーっていろんな捉え方があるので、紹介の仕方も多種多様です。
長い人生で自分の感性も変わっていきますので、

毎回新しいオイリュトミーが持っている素晴らしい面に出会うことができます。

その時期の自分にとって一番大事にしたいことが、テーマになります。

ここ最近は
「自分を愛すること・世界を愛すること・他人を愛すること」

愛することは、まずそのままとして認めること。

単に目にみえるものだけ、言葉にされたものだけを感知するのではなく、感性を研ぎ澄ませて、耳を傾ける。
繊細に微かにに響いてくるものを受けとる。

オイリュトミーでは、音楽の響きと自分の響きを同調させて、それを目に見える身体の動きにして表現します。
歌っている心が目にみえるように。

自分の心に耳を傾けて、
空間に美しく満ちている音楽に耳を澄まして、
同じ空間で響き合っている他の人との息を合わせて。

地球の上で、人間やっている間しか体験できないことです。

いのちが身体を流れている実感、
自分も他人も愛すること

こうやって視野を広げると、日常生活にオイリュトミーする機会はいっぱい。

そのうちパートナーシップに役立つオイリュトミー講座でもやってみたいです✨

あと親子問題も。
私はアダルトチルドレン気味なところが今でもたくさんあるので、

うっすらとした生きづらさを抱えている人のお役に立てるかもしれない。
オイリュトミーって本当にいろんな可能性があります。

人間を卒業する日まで、一緒にいる人と、響きあいながら、
心が喜ぶ時間を重ねていきたい。
そんな人と出会う時間をこれからも大事にしていきます。
 

先週の土曜日、8月26日に北平シュタイナー学校でオイリュトミーと音楽の公演を開催しました✨

会場に来てくれたみなさんがとびっきりの笑顔で、もう感無量でした。

 

「三匹の山羊と橋の下の妖怪」のメルヒェンを披露したのですが、

ちょっと間抜けな妖怪が子ども達に特にお気に入りだったみたいです。

舞台にいて子どもたちがすごく集中して、お話オイリュトミーを全身で浴びて、吸収して、体験しているのが伝わってきました。

 

舞台をやって良かった~と心から思う瞬間です。

 

今回は板垣琢哉さんのヴァイオリン演奏(スケルツォ・タランテラ)に加えて、ピアニストのWan-Chih Chung さんとクラリネット奏者のご主人のデュオもあり(2人ともマンハイム音大の卒業生)、音楽会としても相当レベルの高い演奏が聴けました。

 

そして3eiオイリュトミー学校に教えに来てくれている、ドイツ人オイリュトミストのクラウディア先生も一緒に舞台を作ってくれて、もう最高でした💕

 

去年の夏からアイデアを温め続けてきたブラームスのヴァイオリンソナタ「雨の歌」もようやく舞台にのせることができました。

15年ほど前にこの曲に一目惚れして、いつかオイリュトミーでやりたい!と夢に抱いていたことが実現して、すごく満ち足りた幸福感をかみしめています。美しいヴァイオリンを奏でてくれて、根気強く私の練習に付き合ってくれた夫に、心から感謝します。

 

 

 

北平シュタイナー学校の先生方、保護者のみなさま、Mimiさん、3eiの生徒さん、この公演が実現するために手助けしてくださった全ての方々に深い感謝の気持ちを込めて。ありがとうございます。

 

そしてこの日の子どもたちのまぶしい笑顔が、何よりの私達へのご褒美でした😊