授業でiTunesでの曲名のソート(並べ替え)について相談されました。
この人の場合、プレイリストは1つだけで
取り込んだ3200曲以上の中から選んだ2600曲余りを同期させています。
元々コンピューター上でファイルをソートさせるときにいつも困るのが
日本語に弱いっていうところ。
例えば、Excel上で名簿を作成したとすると
それをアイウエオ順にソートするときは
これは日本語版特有の機能なのでしょうが
入力した際のカナが自動的にフリナガとして保存されるので
これに従ってソートされます。
ところが、Windows(エクスプローラー)上ではソートの方式が異なります。
データやフォルダに名前を付ける際に、入力したカナは記録されないので
漢字表記の場合はUnicodeの文字コード表に従ってソートされます。
文字コードは概ね音読みの順になっているので
例えば
「朝日新聞」の「朝」は「チョウ」でタ行に
「読売新聞」の「読」は「ドク」でタ行に
ということになります。
漢字、ひらがな、カタカナはそれぞれに並ぶので
同じ読みでも別の場所にある。
かといって、ひらがなやカタカナで名前を付けると
漢字を読みなれている日本人には読みにくいことこの上ありません。
サンプル画像を作ってみました。
Windows XPのマイドキュメントに
名前を付けたテキストファイルを作り「名前順」に並べました。
(氏名は、ツイッターの著名人政治家の項目で上位に上がっていた10名から)
順番は、数字・アルファベット・カタカナ・ひらがな・漢字の順になります。
ひらがなとカタカナは交互ですね。これは知らなかった。
漢字のところをみるとこうなっています。(ほぼ訓読み順)
橋下(きょう・げ/か)
原口(げん・こう)
山本(さん・ほん)
小沢(しょう・たく)
谷垣(こく・えん/おん)
東国原(とう・こく・げん)
鳩山(はと?・さん)「きゅう」とも読みますがコード順なのでこの場所?
片山(へん・さん)
麻生(ま・しょう)
蓮舫(れん・ほう)
そこで、順番どおり並べるために苦肉の策として
名前の前に番号を振っているのが一番左の列。
Windowsはもっと日本人に優しくなるべきだと切に思います。
だいたい、原稿用紙の設定をしたときに
ルビがマス目の中の漢字の横にってなにコレって感じ。
どんだけ馬鹿にしてるんだか
1マスに2文字入っているのもバカ過ぎるけど
先に原稿用紙の設定をするとルビの設定ができないところが更にバカ。
通常の横書き状態で文書を作成し必要な個所のルビを設定してから
最終的に原稿用紙の設定にして、挙句の果てがこれですもん。
マイクロソフト・ワードの原稿用紙設定は使い物になりませんわ