引き続き、NOE新日本トラベルの「愛と美の女神伝説キプロス島と世界遺産の宝庫マルタ島9日間」の5日目の報告です。
5日目のスケジュールは以下の通りです。

◎5日目(2010年10月27日)
 8:58 ホテル出発
      バスにてブルー・グロットへ
 9:34 途中、ブルー・グロットの全景が見える展望ポイントで写真撮影(約13分)
      ブルー・グロットのボート乗り場へ
 9:50 ブルー・グロット観光(約43分)
 9:56 ブルー・グロットへボート遊覧(約24分) 
10:37 ハージャイム神殿見学(約42分)
11:41 マルサシュロック到着
      昼食時間まで自由散策
11:58 マルサシュロックのレストランで昼食(約52分)
13:27 マルタ国際空港到着
16:05 マルタ国際空港発飛行機EK-0108(所要時間:2時間19分)
19:24 キプロス・ラルナカ国際空港着
      バスにてニコシアへ
20:37 ホテル「ヒルトン・パーク」到着
20:39 ホテル内のレストランで夕食



マルタ最後の日となった5日目の朝は5時前に起床しました。まずカーテンを開けて外の様子を確認しましたが、暗いので良くわからなかったのですが、雨が降っている様子もなく、風もないことが確認できたので、安堵して身支度を整えました。そもそもマルタに来た目的はバレッタとブルー・グロットが目的でしたので、ここ2日間、天候に悩まされたこともあり、ブルー・グロットの観光だけはどうしても見ておきたかったからです。
6時頃になるとだんだんと外が明るくなり、海の状況が確認できるようになりました。波も穏やかで、綺麗な朝焼けを見ることができました。


7時過ぎに地下レストランに向かいました。すでに他のツアー客は食事の最中、・・・相変わらず早い。
まさかと思ったバイキングは3日間続けて同じものでした。さすがに同じメニューは飽きてしまいましたが、同じものを違う盛り付けで写しました。でも味は同じです。


朝食後、ホテルの外を散策しに出かけました。
ヨーロッパの街歩き-スリーマ海岸1 ヨーロッパの街歩き-スリーマ海岸2


お世話になったカフェです。毎晩、ここで冷水を買いました。
ヨーロッパの街歩き-スリーマのカフェ


出発までまだ十分に時間があったので、スリーマの繁華街に行ってみました。同じホテルに3日間滞在ともなると周辺環境がわかってきますので、今回は近道をして行くことにしました。そのせいか、思ったより早く繁華街に到着し、前日立ち寄ったスーパーの中に入ってみたものの、これから飛行機に搭乗することもあり、がさばるものや荷造りが必要なものは購入できないので、手荷物で持っていける置物類の土産物を探してみたのですが、やはりスーパーだけあって、食料品や日用雑貨類しかありません。仕方がないので、スーパーを出て、しばらく繁華街をうろうろしていました。この時間空いているお店といえばスーパーとキオスクぐらいしかなく、いろいろと見て回ったのですが、やはり置物はありませんでした。


ホテルへの帰り道にまた別の道を通りながら、もうひとつのスーパーと前々日に通った近くの教会にも立ち寄り、ホテルには8時30分過ぎに戻りました。
ヨーロッパの街歩き-スリーマ


ホテルのフロントに戻ると添乗員さんと現地ガイドさんが何やら話をしていました。どうやらブルー・グロットの船が運行していないため、午前中の観光をどうするか話をしていたようです。ホテルのあるスリーマの海は島の北側、ブルー・グロットのある海は島の南側にあるため、波の高さは実際に現場へ行ってみないと判らないみたいです。天気が良くても波が高い場合には船が出ないこともあるようで、ここ3日間は出ていないということを告げられました。


8時58分にホテルを出発し、バスの中で添乗員さんからブルー・グロットの遊覧ボートが運航していないことやそれに伴う今後のスケジュールについての説明がありました。それによると、まずバレッタにある考古学博物館見学をし、ブルー・グロットの全景のみの見学、ハージャイム神殿見学、マルサシュロックで昼食、マルタ国際空港から出国という流れのようです。
と、一通りの説明を終えたところで、ブルー・グロットの遊覧ボートが4日ぶりに運行するという連絡が入ったと添乗員さんから報告がありました。どうやら現地ガイドさんが直前までブルー・グロットのボート乗り場のスタッフと連絡を取り合っていたようです。予定通りのスケジュールに全員がバス車内で拍手喝采でした。


さて、バスはホテルのあるスリーマからセント・ジュリアンズを通り、スピノラ湾から自動車専用道路を使い、ブルー・グロットのある島の南部へ向かいました。ブルーグロットまでは約30分の移動時間のため、現地ガイドさんからマルタ共和国での生活の様子について説明がありました。

●物価
マルタの一般的なサラリーマンの平均年収は約11万円(国で定めている最低賃金は650ユーロ、日本円で7万円)ぐらいで、会社に入社して20年ぐらい働いているマネージャークラスでも17万円ぐらい。EU諸国の中でも下から3番目に賃金が安いようです。そのため、物価は全体的に安いといわれていますが、日用雑貨や車などの輸入品や土地物件などは逆に割高で、所得の低いマルタでは配偶者と合算でローンを組む世帯も多くなっているようです。

●エネルギー資源
水の場合は海水から汲み上げて水と塩分に分けているようですが、水道から出る水は塩分が完全に抜け切れていない味になっています。また電力については、火力発電でまかなっているため、石油の値段により価格が変動するようす。周りを海で囲まれたマルタにとっては非常に貴重な資源として、国民の意識は高く、国民の意識が高く、細めに節約しながら生活しているようです。

●教育
マルタの教育は6・5・2制で、義務教育は11年、学校は大きく公立、私立、教会運営の3区分があります。国で運営する公立学校の教育費は無料ですが、私立は有料、教会運営の学校は寄付金が必要となります。公立では主にマルタ語による授業運営、私立と教会運営学校については公立以上に教育レベルが高く、英語とマルタ語の両方で授業を行っているようです。特に所得の低いマルタでは教会運営学校の人気が高く、いつも定員オーバーで、くじ引きによる入学者選考を行っているようです。教会運営学校に入学するにはカトリックの洗礼を受けた者で、所得に応じた寄付金が必要となります。その他、マルタの学校ではいずれも給食はないので、お昼は持参しなければなりません。
11年の義務教育が終わると、2年間の教育課程を経て、大学に行く資格がもらえるようですが、大学は公立のマルタ大学のみとなっています。ただし、マルタ大学に入学するためにはマルタ語の試験があるため、マルタ語の勉強も必要となるようです。マルタ大学には4人に1人が入学しており、入学すると授業料が無料の上、国から給付金などの支給もあるようです。

●医療
マルタに住んでいる人は医療費が原則無料。大きな病院はマルタとゴゾ島に1つずつ国立病院があります。薬局では医者が駐在して患者の往診に対応しているところも多いようです。

●自然・風土
年間を通して気温差のない温暖な地中海性気候で、雨は少なく、台風や地震、津波といった自然災害もないようです。
5月から9月までが夏、12月から2月までが冬の時期にあたります。夏はほとんど雨が降らず、秋から冬にかけて最も降水量が多い時期になります。

●産業
輸入依存割合が高いマルタですが、温暖な気候を利用し、年間を通して栽培されるトマトやジャガイモなどの野菜・穀物類の他、畜産業においては豚や鳥、羊といった加工肉や乳製品などについてはほぼ自給自足となっています。一方、海で囲まれた立地条件から水産業は主に輸出目的で盛んですが、肉文化の色合いが濃いため、魚介類についてはあまり食の関心が高くないようです。
その他、マルタで一番大きい工場であるマイクロチップの世界シェア第5位のSTマイクロ・エレクトロニクス社が空港そばにあり、製造されたマイクロチップは日本などへも輸出しているようです。

●マルタが抱える難民問題
マルタはヨーロッパ大陸の玄関口としてアフリカから多くの難民が上陸しており、難民支援に莫大な金額を投じているようです。EU各国の取り決めとして難民が到着した国が保護し、支援しなければならず、2007年にはひと夏に3000人もの難民がやってきて、給付金を与えるなどマルタの財政を圧迫している要因になっているようです。

その他の話として、マルタでは教育費や医療費が無料のため、貯金をしない人が多いことや、マルタ人は英語でマルチーズ、ゴゾ人はゴジタンと呼んでいることなどの話がありました。


さて、バスはマルタ国際空港のあるルアの町を通り過ぎ、島の南部ズーリッヒへと向かいました。この辺りは建築資材用の大きい石灰岩が取れる採石場になっており、至る所で地面に大きな穴がぽっかりと空いているのが見られます。


ちょうどズーリッヒを通りかかったところで、西の空に虹が2本架かっているのが見えました。どうやら直前まで雨が降っていたようで、天候が変わりやすいマルタならではの現象です。
ヨーロッパの街歩き-虹


やがて、ズーリッヒの町を過ぎると前方に海が見えてきました。間もなくブルー・グロットです。まずはじめに、高台を走る海岸道路沿いの公園でバスを降りました(左)。この公園からブルー・グロットの全景を見ることができました(右)。ブルーグロットは岩礁が長い年月をかけて風と波によりえぐられ、自然の大きなアーチになっており、周囲の青い海とのコントラストが美しいことから、青の洞門とも呼ばれています。どちらかというと午前中の方が海がより青々として見えるようです。
ヨーロッパの街歩き-公園 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット全景


公園で約13分ほど滞在した後、バスで遊覧ボート乗り場前の駐車場まで移動しました。駐車場でバスを降りて、歩いて5分ほど坂を下ったところにボート乗り場があります。
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット看板 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロットボート乗り場


ボートは9人乗りで、人数がある程度揃わないと運行しないようですが、私たちのツアーだけです17名(添乗員さん含む)でしたので、2隻のボートにそれぞれ9名と8名に分乗して乗り込みました。私たちは後発ボートでしたが、運よく前方座席を確保することができました。救命道具を身につけていよいよ出発です。ここから約20分の船旅です。
ヨーロッパの街歩き-船


GPSで取得したログでボートの移動ルートを地図上で示したものです。陸地の中に入り込んでいるところが洞窟をくぐり抜けた場所です。
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット


波は穏やかにみえますが、かなり揺れました。カメラはしっかり握りしめていないと、船揺れで海に落としてしまう危険性があります。
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット出発地点付近1 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット出発地点付近2


最初の洞窟の手前で、先発ボートが海上で停止していました。どうやらボートのモーター紐が絡まり、エンスト状態になっていて、船員がモーター紐を必死にほどいているところでした。絡まり方が複雑だったため、ここで数分間のタイムロスがありましたが、無事に運行が再開され、私たちのボートが先頭を走ることになりました。


最初にくぐり抜けた洞窟です。
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット第1洞窟1 ヨーロッパの街歩き-第1洞窟



洞窟を抜けた後、いよいよブルー・グロットへ。海上から見たブルー・グロットです。
ヨーロッパの街歩き-ブルーグロット2 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット
ヨーロッパの街歩き-ブルーグロット


ブルー・グロットのアーチの下を通り(左上、右上)、さらに奥に続く洞窟の中まで入りました。(左下)
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット洞窟1 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット洞窟2
ヨーロッパの街歩き-ブルーグロット洞窟 ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット奥洞窟


ブルー・グロットを離れ、もう一つの洞窟内にもボートで入って行きました。
ヨーロッパの街歩き-ブルーグロット岸壁 ヨーロッパの街歩き-第2洞窟


その後、湾内を迂回して、ボート乗り場に戻りました。
ヨーロッパの街歩き-岸壁 ヨーロッパの街歩き-岸壁2
ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット遊覧1ヨーロッパの街歩き-ブルー・グロット遊覧2
ヨーロッパの街歩き-ブルーグロット帰路1 ヨーロッパの街歩き-ボート乗り場到着


再び駐車場までの坂を上り、ギフトショップを見て回った後、バスでハージャイム神殿に向けて出発しました。


ハージャイム神殿に向かう途中、海岸を走る道路沿いの至る所で半円形状に石で積み上げた小屋をいくつか見かけました。マルタでは男性の趣味の1つに鳥の捕獲があるようで、おとりの鳥を利用して鳥を捕獲し、ペットにするという変な趣味があるようです。ちなみに女性の場合はレース編みなどが趣味とされているようです。


ブルー・グロットからバスで5分ほどでハージャイム神殿に到着しました。
ヨーロッパの街歩き-ハージャイム神殿入口


ハージャイム神殿は島の南部に位置するウレンディの郊外にある海が一望できる海岸沿いの丘に建つ巨石神殿で、ジュガンディーヤ神殿よりも新しい紀元前2800~2400年に建てられたものと考えられています。神殿は小規模な神殿の集合体から成っており、規模はマルタにある巨石神殿の中では最大級ともいわれています。ハージャイムとは聖なる石、または崇拝の石という意味を示すもので、大きな石を切り出し縦横に綺麗に並べて、円を描くように建てられています。
本格的な発掘は1839年から行われ、1910年には全体像が明らかとなりました。それによると、マルタの巨石神殿に共通するマルタ産の石灰石で作られた神殿であること、神殿の南側に位置する三石門(出入口)があり、神殿の周りを外壁によって囲まれていること、神殿内には半円形の小部屋があり、いけにえを捧げる穴があることが確認されています。
現在は強い海風による神殿の浸食を防ぐために、神殿の上にはテントが掛けられ、保護されています。風が強いことから、風が抜けるよう屋根だけのテントで、下は風が通り抜けするようになっています。
ヨーロッパの街歩き-ハージャイム神殿1 ヨーロッパの街歩き-ハージャイム神殿2


正面の神殿入口には三石門があります。周りを取り囲む外壁は巨石が隙間がないほどに綺麗に積み重ねられていて、当時の建築技術の高さが伺えます。神殿が使われていた頃、三石門の前では祭や踊りなどの催しが頻繁に開かれていたようです。門の両側にある外壁の突起は催しを見学する際の腰掛台として使われてました。このように当時、鉄の文化を持たない高度な建築技術をもった神殿がすでに約4500年前には建てられていたとは驚くばかりです。
ヨーロッパの街歩き-三石門1 ヨーロッパの街歩き-三石門2


三石門の前にある地面が貫通している2つの穴は、いけにえの動物をつないでおいたところのようです。
ヨーロッパの街歩き-いけにえ穴


神殿内部の様子と見取図です。
ヨーロッパの街歩き-神殿内部1 ヨーロッパの街歩き-神殿内部2
ヨーロッパの街歩き-ハージャイム神殿見取図


神殿の中は半円形の小部屋がいくつもあり、それぞれに祭壇や出入口が設けられています。また、かつて屋根があったことが、発掘された神殿の模型によって明らかになっています。当時は、石で積み上げた壁に動物の皮で作った屋根をあてがって、木で押さえていたようです。
ヨーロッパの街歩き-小部屋 ヨーロッパの街歩き-屋根復元説明案内


輪廻転生を示すうずまき模様が描かれた祭壇(左上)や生命の木と呼ばれる祭壇(右上)などもハージャイム神殿から発見されています。
ヨーロッパの街歩き-うずまき模様の祭壇 ヨーロッパの街歩き-生命の木の祭壇
ヨーロッパの街歩き-祭壇説明案内


祭壇のそばには大きく窓型にくり貫かれたオラクルホール(信託の穴)と呼ばれる穴の開いた石が置かれていて、穴の奥の小部屋(信託の間)に待機していた巫女や神官がオラクルホールを通じて神のお告げを告げていたといわれています。オラクルホールの両側にある小さな穴は動物の皮でできたカーテンを通すカーテンホールとして使っていたようです。
ヨーロッパの街歩き-オラクルホール1 ヨーロッパの街歩き-オラクルホール2
ヨーロッパの街歩き-オラクルホール


小部屋ではいけにえを捧げるテーブルの他、マルタのビーナスと呼ばれる頭部のない豊満な女性をかたどった5体の裸身像(ビーナス像の首にははめ込み式の穴が空けられています)なども発見され、オリジナルはバレッタの考古学博物館に保管されています。
装飾品の中には火山のある地域から産出される赤石から作られたものもあり、イタリア南部やシチリア島との交易があったことが伺えます。また、これらの装飾品の制作には動物の骨や黒曜石から作った道具などが用いられていました。
ヨーロッパの街歩き-女性裸像 ヨーロッパの街歩き-女性裸像説明案内


神殿の裏側にあるもう1つの出入口から出ると、背丈の長さが違う石がそれぞれ外壁として使われていました。正面出入口のものと比べると綺麗な並びにはなっていませんが、最も長い石で5.2mもの長さがあり、男性のシンボルを表していると考えられています。
ヨーロッパの街歩き-ハージャイム神殿裏出入口


外壁に沿って神殿の周りを時計回りに歩いていくと、神殿内部の小部屋から見たオラクルホール(左上)と信託の間(左上・右上)が外壁の外側から見ることができました。
ヨーロッパの街歩き-信託の間2 ヨーロッパの街歩き-信託の間1
ヨーロッパの街歩き-信託の部屋説明案内


神殿の周りには別の小さい神殿がいくつも建っていて、小規模な神殿の集合体から成っていました。
$ヨーロッパの街歩き-小神殿


正面出入口に差し掛かる手前の外壁に積み重ねられている巨石はマルタの巨石神殿の中で最大のもので、幅7m、厚さ60cm、重さ20tもの大きさになります(左上、右上)。これらの大きな石はジュガンディーヤ神殿と同様にコロという小さな丸石を使って転がし、てこの原理を用いて建てられていたようです。(左下)
ヨーロッパの街歩き-巨石 ヨーロッパの街歩き-巨石説明案内
ヨーロッパの街歩き-コロ説明案内


ハージャイム神殿の離れ、見学順路に従って通路(左上)をさらに進んでいくと、前方に周囲を白いテントに覆われたイムナイドラ神殿(右上、左下)が見えました。時間の都合上、見学はできませんでしたが、イムナイドラ神殿は規模こそ小さいものの、紀元前3000年から2400年に建てられたマルタ島の中でも最も古い神殿で、3つの神殿から成り、保存の状態も比較的良いとされています。
ヨーロッパの街歩き-通路 ヨーロッパの街歩き-イムナイドラ神殿
ヨーロッパの街歩き-イムナイドラ神殿


通路から海側に目を向けると、海上に軍艦のような形をした小島を見ることができます。フィルフラという無人島で、戦時中に爆撃練習の標的として使っていたことから、不発弾が島の近くにあるといわれていて、政府の許可なしには近づけないようです。
ヨーロッパの街歩き-フィルフラ


GPSで取得した移動ルートです。ハージャイム神殿の広い敷地をぐるりを1周見学したところで出口となりました。そのままバスに乗り込み、島の南東に位置するマルサシュロックに向かって出発しました。
ヨーロッパの街歩き-ハージャイム


次回は、マルサシュロックに向かう途中から報告します。