今回は2016年3月のドイツはベルリンからです。
今日も午後からハンブルクを出発し、ICEでベルリンへやってきました。
まずはSasayaさんで腹ごしらえ。ベルリン中央駅から電車を使ってEberswalder Straße駅まで移動です。
(Eberswalder Straße駅と周辺)
ベルリンの街は、いつ行ってもどこかで工事やってます。
このプレンツラウアー・ベルク地区は、ベルリンの壁崩壊後、急速に発展している地区で、カフェ、レストラン、クラブなどが立ち並び、ベルリンのトレンディースポットの一つだそうです。
路駐の嵐は、どこへ行っても同じです。路上駐車も様々なルールがあるので、ドイツで運転する方はお気を付けください。
Sasayaさんへやってきました。
今日もお店の御主人、スタッフの皆さんに暖かく迎えていただき、ほうれん草の胡麻和え、お寿司、リースリングの白ワイン、デザートのカルピスムースまでいただきました。どれもおいしい。
おいしい食事を堪能し、タクシーでフィルハーモニーへ移動します。
今日はベルリンフィルではなく、バレンボイム指揮ウィーンフィルハーモニーのコンサートですが、予約を忘れていて気が付いたときにはSold Out。涙をのんであきらめていたのですが、今週に入って再度確認したら最前列が1席だけ空いていて即予約しました。チケットの郵送が間に合わないので、チケット売り場での受け取りです。
ところで、フィルハーモニーの会場内に歴代指揮者の様々な像があるのをご存知でしょうか。ちょっと時間があったので撮影。
ハンス・フォン・ビューロー(1887~1892年 常任指揮者)
アルトゥル・ニキシュ(1895~1922年 常任指揮者)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1955~1989年 終身指揮者・芸術監督)
クラウディオ・アバド(1990~2002年 首席指揮者・芸術監督)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1922~1945年 常任指揮者)
では、ホールに入って、コンサートスタートです。
今日の指揮者は、ダニエル・バレンボイム。言わずと知れた大御所の一人です。
演目は、
グスタフ・マーラー:交響曲第9番。
Gustav Mahler: Sinfonie Nr.9 D-Dur
マーラーの9番は、1909年から1910年に書かれた曲で、マーラー最後の交響曲です。その完成度は高く、コンサートで取り上げられることも多い曲の一つだと思います。一方、1時間半に及ぶ大作で、今日の演目はこの1曲だけでした。
今回は最前列席でしたので、始まった瞬間、やっぱりバランス悪いなあという印象。前に座っている弦楽器は良く聞こえるのですが、後ろにいる管楽器などはかなり小さく聞こえます。一方、最前列のメリットももちろんあって、後ろの方の席でバランスよく聞いているときには聞こえない、ひとりひとりの弦の細かいニュアンスまでよく聞こえてきます。ウィーンフィルの弦楽器奏者が半端なくうまいということがよくわかります。バレンボイムの指揮もよく見えて、『ちょっと上着しわになってるけど。。。』みたいなところまでよく見えました。
最初はバランス悪いと感じていたのですが、時間がたってくるとだんだん耳の調整機能が働いて、それなりのバランスで聞こえるようになって、なんだか人間ってすごいなあ、などと感心しながら、ウィーンフィルの演奏を堪能しました。
演奏後、拍手が鳴りやまず、バレンボイムが何度も舞台に呼び戻されていました。
大満足の演奏会で、直前にチケット入手出来て本当によかった!!
RE(快速列車)でベルリン中央駅まで。今日はハンブルク行きの列車まで時間あるので、中央駅をふらふらと撮影してみました。
この、なんとも多層的・立体的でメカニカルな感じがベルリン中央駅の特徴ではないかと思います。
ヨーロッパの各地にもつながっているので、様々な列車が入ってきます(今日撮影できたのは近隣の列車だけでしたが。。。)
ご存知の方も多いと思いますが、ドイツの駅には改札がないので、ホームでもチケットが買えます。
駅にはお店もたくさん入っています。
こちらは、よくお世話になるパン屋さん。LE CROBAG。
スーパーマーケット、KAISER’S。
その他、飲食店、文房具屋、薬屋、服屋、本屋、観光案内所など、様々なお店があり、見ているだけでも飽きません。
さて、そろそろ帰りの列車の時間になりましたので、ハンブルクへ帰ります。