今日は2015年11月のドイツはハンブルクからです。
福間洸太郎さんは、ベルリン在住のピアニストで、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーなどで学び、多くのオーケストラとの共演、ソロ活動など、積極的に音楽活動を行っています。
ハンブルクでも定期的にコンサートを行っていて、2013年、2014年のDESY(*)でのコンサートを聞かせていただいています。
*DESY:ドイツ電子シンクロトロン。ハンブルクにある高エネルギー加速器、高エネルギー物理学の研究所で、世界中の研究者が集まっています。
この年のコンサートは、ライスハレの小ホールでのコンサートでした。DESYでのコンサートは研究所内の施設でのコンサートでそこまで音響がよいという場所ではなかったのですが、今回はハンブルクを誇るライスハレの小ホール。なんかちょっとうれしい気持ちです。
演奏曲目は、次の通りです。
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第14番 Op.27-2 「月光」
Ludwig van Beethoven: Sonate cis-Moll op. 27/2 »Mondscheinsonate«
ショパン: 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
Frédéric Chopin: Fantaisie-Impromptu cis-Moll op. 66
ショパン: バラード 第一番 Op.23 ト短調
Frédéric Chopin: Ballade Nr. 1 g-Moll op. 23
ショパン: ノクターン 第四番 Op.15-1 ヘ長調
Frédéric Chopin: Nocturne F-Dur op. 15/1
ショパン: ポロネーズ 第六番 Op.53 変イ長調 (英雄ポロネーズ)
Frédéric Chopin: Polonaise As-Dur op. 53
(休憩)
ブラームス: 6つの小品 Op.118
Johannes Brahms: Sechs Klavierstücke op. 118
スメタナ: 「モルダウ」(編曲: 福間洸太郎)
Bedřich Smetana: Die Moldau (Klavierbearbeitung von Kotaro Fukuma)
なかなかメジャーな曲並べたなあって感じのプログラムでした。なんか得した気分です。演奏の方は、ちょっと叩きつける感じの弾き方になっていて、リズムが若干狂うところがあったり、鳴りきらない音があったりして、コンディションよくなかったのでしょうか。でも、どれも素晴らしい曲で楽しめました。特に、福間さん編曲のモルダウは以前にも聞いたことがありますが、この曲の良さを存分に引き出す編曲で聞いていてワクワクします。
アンコールは、
サン=サーンスの白鳥、さくらさくら、ジャズっぽい曲(曲名わかりません)、ドビュッシー 月の光、でした。
このコンサートがあった11月末は、ドイツではクリスマスの飾り付けが始まる時期。ショッピングセンターもクリスマスの飾り付けが始まっていました。