ショパンの生家/ジェラゾヴァ・ヴォラ(2015年10月・ポーランド) | クラシック音楽と食べ物と。。。

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今回も、2015年10月のポーランドからです。

朝からワルシャワの街を散策し、一旦ホテルに戻り、文化科学宮殿へやってきました。

文化科学宮殿は、スターリンから贈られた建物で37階234mの威容はワルシャワのどこからも見えるのですが、ワルシャワ市民からは不人気なようです。

 

建物の前にある噴水?の台座は、何故かイルカが支えていました。

 

文化科学宮殿横の横断歩道をふと見ると、なんと鍵盤の形になっています。

 

今回、せっかくワルシャワへ来たので、ショパンの生家であるジェラゾヴァ・ヴォラへ行ってみようと行き方をいろいろと調べたのですが、なかなか便利な方法がなく、思案に暮れていたところ、マイクロバスで連れて行ってくれるサービスを発見し、それに参加することにしました。文化科学宮殿Information前から出発です。

 

参加者は、全部で4人ほど。ワルシャワから西へ約60km、1時間ほどのドライブです。

 

このあたりはスカルベク公爵の領地で、侍女をしていたユスティナと家庭教師をしていたミコワイは、ここで出会い結婚しました。ショパンは1810年、当時ワルシャワ公国と呼ばれていた時代に、ここジェラゾヴァ・ヴォラに生まれます。すぐに両親とともにワルシャワへ移ってしまいますが、ポーランドを離れるまでたびたびここを訪れていたようです。

 

この公園内には、ショパンの作曲した曲の名前が付けられています。

 

まずは、エントランス。Preludium(前奏曲)という名前がついています。

 

中には、売店もあって、ショパングッズも販売されています。楽譜も販売されていて、パデルフスキー版、エキエル版ともに充実。

 

公園を進んでいくと次に見えてくるのは、左手にエチュードEtiuda(練習曲)という名前のレストラン。

 

 

さらに進んで、生家の裏手には、ノクターンエリアNokturn(夜想曲)。ショパンの像が置かれています。なにやら哀愁を感じるショパン像です。

 

それにしても、良い天気。

 

ショパンが生まれた生家です。ショパンの死後100周年の1949年から博物館として開放されています。

 

家の前には池があり、静かな時間が流れています。園内にはショパンの音楽が流れ、天気も良く気持ちいい場所です。

 

ショパンの生家の中には、ピアノや家具なども展示されています。建物は、一度消失してしまったようですが、家具や内装などは当時のものが再現されているようです。中には、出生証明書や、洗礼証明書、幼いころに書いた楽譜なども展示されています。

 

バルカローレBarkarola(舟歌)と名付けられた池エリア。

 

マズルカ橋

 

ポロネーズ橋

 

公園の中は、多くの木や花が植えられて、川あり、池ありで、結構広く、2時間の滞在時間があっという間に過ぎてしまいました。

 

本当に気持ちの良い場所でした。これからマイクロバスでワルシャワに戻ります。