直木賞候補だったNEWSの加藤くんの『なれのはて』
びっくりするくらい良かった
今まで芸能人兼作家で一番成立しているなと思っていたのは、私の推しのアッキーと結婚した松井玲奈ちゃんだったのだけど←
かるく超えてきましたね
作家の描こうとしているものが明確で、その世界に入り込めて浸れる懐の深さのあるものが好みです。
ん?と思ったのは、兄弟の父が死んで子供たちはどうなった?って話の時に母のことには全く触れられていなくて不自然だった点。
読み進めていけば母もとっくに亡くしていることは分かるのだけど、これは作家の中で当たり前の事実過ぎて説明を省いてしまったパターンかなと。
まぁ校正が気付かなきゃいけないことなので仕方がないのかなぁ
でも加藤シゲアキ、こんなに力量あるんじゃん!これが直木賞で良かったんじゃない?ってくらいの大作で
本人の枠を超えたスケールだったし、難しい地方の方言、ある程度の資料を読まないと書けない時代背景と題材であったと思います。
イケメンでアイドルで文才まであるってなんだよ
いつまでもゾロリ程度のボリュームの本ばかり読んでいるネネに、そろそろこれくらいの本を読んでみたら?と図書館で見つけてオススメしたら
中学受験の話やお手伝いの話、お兄ちゃんとの関係など自分にリンクした内容だったようで面白いとのこと
小6女子とお母さんとの物語なのでちょっと背伸びになるけど、こういう200ページくらいのものを集中して読めるようになってほしいな。
これも次に読んでねって借りてある
本を読むことは、主人公の人生を一緒に生きることだと思っていて
もう何千人分も一緒に生きて死んだから、私のメンタルは強めなのかなって捉えてます♪
みんなすっごい試練を乗り越えてるんだもん(そらな)
私の身に起こることなんて平々凡々すぎて余裕です笑