【2010年南アフリカW杯】決勝　オランダ×スペイン　スペイン初優勝！

会場：ヨハネスブルク 7/11 20:30K.O.（日本時間27:30）

オランダ　０－１　スペイン

オランダ：
ステーケレンブルフ；ファン・デル・ウィール■、ハイティンハ■■■（109分）、J･マタイセン■、ファン・ブロンクホルスト■（105分ブラーフハイト）、ファン・ボメル■、N･デ・ヨング■（99分ファン・デル・ファールト）、カイト（71分エリア）、スナイデル、ロッベン■、ファン・ペルシー■

スペイン：
カシージャス；セルヒオ・ラモス■、プジョル■、ピケ、カプデビラ■、ブスケッツ、イニエスタ■、シャビ■、シャビ・アロンソ（87分セスク）、ペドロ（60分ヘスス・ナバス）、ビジャ（106分フェルナンド・トーレス）

観客：84490人　延長戦1-0でスペインが優勝

スペインサッカー連盟はディエゴ・ロペス、サンティ・カソルラ、マルコス・セナ、ダニ・グイサ、デ・ラ・レーをこの決勝に招待しました。

決勝に相応しい、両チームの良さを潰し合いながらも随所でらしさを見せるそんな試合。

勝敗を分けたのはCLのチェルシー×バルサでも試合終了間際に劇的なゴールを決めたイニエスタの決勝ゴールでした。

ゴールを決めた瞬間イニエスタはユニフォームを脱いで喜びを爆発させるのですが、白のTシャツには「DANI JARQUE SIEMPRE CON NOSOTROS」（ダニ・ハルケはいつも僕らと一緒）というメッセージが刻まれていました。

優勝セレモニーの時、セルヒオ・ラモスはEURO2008優勝の時と同様に、アントニオ・プエルタの顔写真がプリントされたTシャツを身につけていました。

この団結力が、スペインのEURO2008までの勝負弱さやまとまりの無さを少しずつ変えていったんでしょうね。

決勝トーナメントを全て１－０で勝利して優勝した粘り強さ、精神的なタフさ、守備の堅さは誇るべきでしょう。

特にイケルの神セーブがなければ負けていた試合がいくつもありました。

98年のフランスW杯、グループリーグ初戦でナイジェリアに２－３で敗れた時から私はスペインのサッカーに魅せられ、グループリーグでまさかの敗退となった後も、これまでどんな時でもずっと信じて応援してきました。

2002年の時は韓国の疑惑の判定で涙を流し、2006年は勢いは凄くよかったのに決勝トーナメントの1回戦で息を吹き返したフランスに完敗。

2008年のEUROの優勝チームが成熟して、勇敢な23人と、ダニ・ハルケ、アントニオ・プエルタも合わせた25人の勝利だよ。

ユニフォームに刻まれた1つ目の☆は最高の栄誉だ。

それを見た瞬間、日本人だけど涙が出たよ。

今まで多くの苦労があったのをずっと見てきたから。

初優勝、グループリーグ初戦敗戦チームとして初めての優勝、W杯8カ国目の優勝国。

私の生きているうちに最高の結末を見せてくれてありがとう、スペイン！