【08-09CL】ビジャレアル×オールボー ~ビジャレアルらしくない勝利~ | ビジャレアルラボ -Laboratorio Villarreal-

【08-09CL】ビジャレアル×オールボー ~ビジャレアルらしくない勝利~

10/21 20:45 K.O.
チャンピオンズリーグ グループリーグ第3節

ビジャレアル 6-3 オールボー

得点
【ビ】G・ロッシ 28' カプデビラ 33' ジョレンテ 67' ジョレンテ 70' ピレス 79' ジョレンテ 84'
【オ】19' サガノフスキ 36' エネヴォルトセン 77' A・ヨハンソン

ビジャレアル
GK:ディエゴ・ロペス
DF:G・ロドリゲス、カプデビラ、フエンテス、アンヘル
MF:エジミウソン(64分ブルーノ)、マルコス・セナ、サンティ・カソルラ、M・フェルナンデス(64分ピレス
FW:フランコ(46分ジョレンテ)、G・ロッシ

オールボーBK
GK:ザザ
DF:ヤコブセン、M・ペデルセン、オルフェルス、ベゲルント
MF:ドゥエ、A・ヨハンソン、エネヴォルトセン、アウグスティヌセン、クルト
FW:サガノフスキ



「ビジャレアルらしくない勝利」
オールボーとの試合を一言でまとめるならこのフレーズがぴったりではないだろうか。

ビジャレアルは堅守で失点を与えず、少ない得点で確実に勝利するチームである。
ところが1つ前の試合となったエスパニョール戦から6人もレギュラーを変えてきた影響もありまさかの3失点。
原因はいつものゴンサロ&ゴディンコンビではなく、ゴンサロ&フエンテスに変わったことが大きかったように思う。
ゴール前が不安定でぽっかり空いているシーンが目立った。

前半のロッシの得点後にペジェグリーニ監督がフエンテスを呼びつけ、鬼のような形相で指示を与えていたのが印象深かった。
いつもは穏やかで紳士的なペジェグリーニ監督だが・・いつも怒らないような人を怒らせると恐ろしい。
ハーフタイムにも鬼の形相で選手に激を飛ばしたのだろうか。
後半はいきなりジョレンテを投入して、開始早々攻守の切り替えが早くプレスも激しい。
すっかり前半とは違う戦いぶりになっていた。
選手投入のタイミングも相変わらず冴えていた。



一方で嬉しかったのが久しぶりの大量得点。しかも6得点。
生で見ていたら非常に心臓に悪い、そして疲れる試合だったんだろうなとしみじみ思ってしまった。
これでグループリーグ通過はほぼ確定。
あとはマンチェスター・ユナイテッドをエル・マドリガルでしっかりと倒して1位通過を狙いたい。



《debinの5段階評価》
【★★★★★】
FW:ジョレンテ⇒後半からの出場にもかかわらず圧巻のハットトリック!ようやく点取り屋の真骨頂を発揮した。

【★★★★】
FW:ロッシ⇒久しぶりにフル出場。試合ではきっちり反撃の狼煙を上げる1点目を決める。怪我から復帰して徐々にコンディションを上げている印象を受ける。ジョレンテとの息も合ってきた。
MF:ピレス⇒マティとの交代直後に4点がビジャレアルに入る。明らかにピレスが流れを変えた。短時間で違いを生み出せる必要不可欠な選手である。
DF:カプデビラ⇒左からの効果的な攻め上がりはいつもに比べるとあまり見られなかったが、2点目となる右足でのビューティフル逆転ゴールと6点目のジョレンテへの完璧なクロスはお見事。
DF:アンヘル⇒何度も右サイドから中央にクロスをあげていた。ワンタッチであげたクロスから貴重なロッシの同点ゴールをアシスト。後半のカソルラへのノールックパスにはビックリ!

【★★★】
MF:マルコス・セナ⇒えげつないミドルシュートを放ったおかげでジョレンテの3点目につながった。ただちょっとミスも多かった。
MF:カソルラ⇒どちらかといえばアンヘルよりも低い位置でプレーし、アンヘルを生かす役割を果たしていた。しかし、もうちょっとカソルラらしい強引な小回りドリブルを見たいところ。
MF:マティ・フェルナンデス⇒左サイドのポジションに入っていたが、かなり中央寄り(ほぼ中央)に位置していた。巧みなキープ力を生かした攻め上がり、そしてボールに絡むシーンが多く、守備でも大きく貢献。休養があったせいか動きが鋭かった。
MF:エジミウソン⇒マルコス・セナが激しいプレスでボールを奪いにいった時に連動していないことが多かった。エグレンの働き振りと比べるとちょっと物足りない。
MF:ブルーノ⇒後半途中からの出場もしっかりと攻守のバランスを取っていた。
DF:ゴンサロ⇒パートナーが慣れ親しんだゴディンではなくフエンテスだったこともあり、守備ラインの統率ができていなかった。ただ後半はきちんと立て直していた。
GK:今日はスーパーセーブはなかったが相変わらず安定している。3失点はどれもディエゴ・ロペスのせいではない。

【★★】
FW:ギジェ・フランコ⇒ペデルセンに故意に踏まれるという悲劇。結局点を取れずに前半で退いた。
DF:フエンテス⇒カウンター時の戻りは遅いしポジショニングで不利になるシーンが多過ぎた。すっかり穴になっていた。

【★】
該当なし



~目指せ年間100試合観戦!<2008年3月1日スタート>~
【67試合目】
CLグループリーグ
ビジャレアル 6-3 オールボー

◆試合内容5段階評価 【★★★】
大味な展開も試合内容としてはイマイチ。ビジャレアルにとってみれば反省すべき点のほうが多い。

◆最も印象に残った選手⇒FWホセバ・ジョレンテ(ビジャレアル)

◆雑感
省略

前半終了時
ポゼッション:58%×42%
シュート数:8(2)×10(3)

試合終了時
ポゼッション:60%×40%
シュート数:24(14)×13(4)