先日こんなことがありました。

 

今年中学三年生になった生徒さんの親御さんから

こんな話をされました。


 

「うちの子が全然英語を話さない」 と。


 

彼女がうちで英語を始めたのは 中学二年生の昨年の春

彼女の友達でおなじクラスにいる他の生徒たちは

小学4・5年生からうちでレッスンをはじめた生徒さんたちで

昨年中学2年生の6月に 何の苦労もなく 3人ともそろって英検3級合格しました。

 

けれどすらすら英会話が出てくるかといえば

それは別の話です!

英語は使わないと身につかない!

私はどんなに簡単な会話でも、実際に使って会話として身についてくると考えています。


 

例えば、ネイティブの人を目の前にして

あがって 何も言えなかったとしても

あのときこんなことがいいたかったとか

もし話をしたとして 自分の言い間違えに気付いたとしても

あのときこんな風に言えばよかったんだって

そういう思いを通してこそ 本当の意味で語学は身についてくると考えています!

 

言い換えればこんなことの積み重ねがないとぜ~ったいに語学は身につかない!

家のなかでみんなが英語を話す環境であればいいけれど

親の理想や期待だけを押し付けて 潰れてしまう生徒さんを何度かみてきました。

 

理想や期待をぶつけることが悪いというわけではありませんが

彼女の父親は、どうも彼女が自分の思い通りにならないことに苛立ちを感じているらしく

学校の勉強や部活も頑張っている彼女に

 

「来年は受験だからもう時間がない」と。


 

自分の買ってきたCDをきかせようとしたり

英語放送のニュースをきかせようとしたり

自分のなかで思いつくたくさんの課題を彼女にあたえるようなことをしていて

そのくせ海外に行ったって使う言葉なんて決まっていて


 

「This one! This one!」 だけで会話は成り立つ!と言い出す始末。




 

は~~~

ちょっと溜息


 

彼女は頑張ってこの1月に英検3級に合格しました。

 

でもどんなに頑張ったところで

 

「こうして英語を習っているんだから学校のテストも90点以上とれて当たり前!」とか

「先生が頑張ってくれているんだから期待に応えるようにもっと話せるようになって当たり前!」とか



 

彼女は他の生徒たちが時間をかけて身に着けてきたものに追いつこうと

部活も勉強も頑張っているところに、あれもこれもと理想や希望を押し付けてくる

そんな親御さんの与えるプレッシャーを想うといたたまれなくなってしまい


 

「彼女もよく頑張っています!

もうこれ以上プレッシャーを与えるような言い方はしないであげてください」

 

と私からもお願いしました

 

が、結局夜まだ寒いなか、レッスン終了後に延々30分ほども話し込まれ

自分の願望だけを思い切り彼女や私にぶつけてきた 彼女の父親


 

気持ちがわからないわけではないですが

それなら一番にききたいのは、あなたの家庭では毎日自然と英語が流れている環境にありますか?

英語のニュースを親も楽しんでみているような環境をあたえてあげているんでしょうか?

自分はなにもせずして子供に願望や期待を押し付けるようなことはしていませんか?


 

はっきり言います!語学は一日にして成らずです!

週に一度1時間程度のレッスンで英会話ができるようになると考えているなら大きな間違いです!

毎日の家庭環境が一番問題なんです!

だから私は毎日聞こうと思わなくてもいいからCDをかけ流しにしておいてくださいと

いつもお願いしています。そうすることで英語の音が自然とはいってくるからです。

 

そんな環境をあたえてあげていますか?


 

もしあなたが子供に英会話を習わせたいとおもっていて

でも自分は自然と英語が流れている環境を苦痛だと感じているのであれば

それが一番子供たちにとってとても不幸な環境だと私はおもいます!

 

そうなってくると子供たちは親の願望や希望を叶えるためのものでしかなくなってくるからです!

 

いくら週に一回一時間のここでのレッスンを楽しんでくれていても

それだけで英会話がペラペラ話せるようになるかといえば、絶対ありえないんです!!


 

家庭環境がどれだけ大切か

そしてそれにかかわる家族やまわりの人たちの意識がどう向いているかが

それがすごく大切なんです!

 

子供たちに押し付けるようなことだけはやめてください!

そんなことをすると子供たちにとって英語は大嫌いな教科になって

大人になってもみたくもないという苦手意識を持ったまま育ってしまうことになります。

 

親とのかかわりはとても重要です!

もしあてはまるところがある方は、本気で我が子に会話ができるようになってもらいたいとおもうなら

少し胸に手を当てて考えてみてください。


 

日本では受験があるため勉強としての英語はとても大切です。

けれど受験は一時のもの。

勉強のためだけに身についた英語は、残念ながら使える英語とは言えません。

 

本当の意味で将来に使える価値のある語学として学んでもらえるよう

少しでも多くの子供たちが勉強としてだけの英語ではなく

英語って楽しいとおもってもらえるように私は努力しています。


 

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