美術かぶれの高校生が、その耳慣れぬエキセントリックな響きからまず憧れて入る言葉、バウハウスとか、ダダイズムとか、フルクサスとか、シュールレアリスムとか……。


しかし『バウハウス』がなんのことやら皆目わからぬ時分であっても、カッコイイデザインに関係があることは漠然と承知しており、徐々に実体を知るにつけ、その活動と理想郷に憧れを抱く美術学生時代でありました。



先週、降ったり止んだり小雨の木曜日、東京芸大美術館の『バウハウス・デッサウ展』のレセプションにまいりました。


バウハウスとは……、説明が面倒なのでコチラへどうぞ。
 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/バウハウス


到着が少々早過ぎた為、ココで30分も足止めを。



(どうしてこう、美術展の開会のご挨拶というものは退屈なものなのか)



会場内。

※通常撮影禁止ですが、この日に限ってOKとのことでした。



 いかにもバウハウス。



 揺り籠だそうです。


巨匠の作品は一般的によく目にする事はあっても、学生の習作を間近で見る機会は無く、その瑞々しい構成力とか色彩感覚が一層魅力的に感じられ、展示構成として面白かったです。






 とか、






 とか、






 とか。


「どうする?私達が文句タラタラ意味も無く鳥獣戯画描いてた頃にこれを作っていたって」(私)

「育った環境が違い過ぎたってことで、諦めて、泣く」(友U子)










大御所グラフィックデザイナーのお姿もちらほら拝見いたしましたが、なかでもトンパ文字で有名な御方の、ダンスパフォーマンスの映像を食い入る様に見つめられているお背中とかっと見開かれた目が大変印象的でした。

何か特別なインスピレーションを得られたのでしょうか?と、ついついこちらまでつられて見入ってしまいます。
(※画像はありません)


終盤の出口に近い壁に並んだ平面構成の数々、たいしたことないモノからちょっと目を惹く作品まで様々。

「んー、これならウチに飾ってもいいかも。ていうか、むしろ欲しい」

「作者、カンディンスキーって書いてあるけどね」
(※画像はありません)



その夜、家で

「バウハウス展が結構面白かったよ」

と語っていたところ、

「ふーん、ベルリンのバウハウス・ミュージアムとどっちが面白かった?」

と、さらりと聞かれ、

「へ? そんないいものに行ったっけ?」

と返して呆れられ(※美術館やギャラリーを山ほど観た忙しい旅でした、という言い訳付)、つくづく注意力散漫というか、忘れっぽいというか、(はたまたその時は何も感じなかったのか)、そんな自分ですが、一応今回のバウハウス展は機会があったらもう一度ゆっくり観てもいいかなと思う魅力はありました。


恐らく金比羅展以来の混みが予想されるので、興味がおありの方はお早めに~。





バウハウス・デッサウ展
BAUHAUS experience, dessau


2008年4月26日(土)~7月21日(祝・月) 月曜休館
(ただし、5月5日(月)、7月21日(月)は開館。5月7日(水)は休館)

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

東京藝術大学大学美術館[東京・上野公園]
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8)

一般1,400円(1,200円)、高校・大学生800円(700円)
同時開催「芸大コレクション展」は、当日に限り本展の観覧券にてご覧いただけます。
 ※( )内は20名以上の団体料金

http://www.bauhaus-dessau.jp/