ミュージカル『RENT』が12年の歴史に終止符を打ち、今年の6月1日をもって閉幕するとのこと。

今朝、asahi.com のニュースで知りました。



私達がNYに移り住んだ1996年、NYは絶好調で、ブロードウェイは熱くて、『RENT』はそのど真ん中にあって、

それよりも昔、大学時代に訪ねた、不景気真最中のイーストビレッジの義兄のアパートや、その周辺のバーやカフェにたむろする彼の友人達の面白さや、ダメ人間っぷりや、アーティストっぷりや、ネイバーフッドの夜の緊張感や、友情だの暴力だの、「それでも生きてるー!」だの、そういうことが全て、ただ若さ故に魅力的でどうしようもなかった感覚が『RENT』に詰まっていて、抗えなかったのかもしれません。


オリジナルキャストの公演だけで何度通ったことか。

日本からの友達を何度劇場に送り込んだことか。

未だに、音楽が聞こえて来るだけで「じーん」としてしまうのですが。



物事には、必ず終わりがあるのですものね。



4年に余るNY時代の思い出が、あまりにも輝き過ぎて、大切過ぎて、あきらめきれずに「いつかまた」と思いつつ、その根拠も無いし、戦略も無いし、本当のところは「どうにかしてまた」という情熱も、もう無いかもしれない。

だから、やっぱり前を向いて、「あれはもう、過ぎてしまった良い時代」と観念して、終わった時代に感謝して、次を見て行かなくてはならんのですねぇ……。

RENT、さびしいけれど、終わってくれることで、私もようやく後ろ髪を引かれていたNYの亡霊に決別できるのかも。



これからの毎年、525600分、ちゃんと自分の物差しで自分の時間の価値を測ることができますように。

1月も半ば過ぎたところですが、New Year's Resolution にかえて。


http://www.siteforrent.com/