全国の大学で麻疹が大流行とか。
かく言う私も今日は大学の日でした。
自分に抗体があるのか無いのか不確かなので、理不尽にもひたすら「大学生」という物体を恐れていますが、背に腹は替えられない。
そもそも一般大学との付き合いも薄く、学生の9割方は「サークルって何?」と我が道をゆく行動半径の狭さを誇っていたとの記憶にすがり、勇気を振り絞っての登校となりました。
一転、到着した構内は麻疹なんてどこ吹く風?の、お気楽ムード満点。
ま、そんなことだろうとは思っていましたが。
本日の博物館学、美術館に必要な施設、設備、その理由、を学びました。
身近な例として、東京芸大に近年できた美術館のメイキングオブ画像を見ながらの講義となっていましたが、上野の山の成り立ちというところから話があり、そこが少々興味深かったのでした。
寛永寺は「寺」とはいうものの、江戸城の北東(鬼門)に位置する出城、山の上の要塞だったのだそうです。
そして、御徒町から上野までの広い道は、実は巨大な邪気を払う抜け道なんですって。
昔々は上野の山一帯が全部寛永寺。
なので、美術館の為の基礎工事で土を掘った時、当然人骨が沢山出て来るかと予想されたそうですが、なんと犬の骨が山のように出て来たらしい。
要は、やはり寛永寺が寺よりも特別な意味合いを持った場所だったみたいだということと、「犬」といえば、あのヘンテコな将軍が思い出されるということで(犬が手厚く葬られた?)、他にも色々面白い掘り出し物はあったそうですが、ちょっと不思議で楽しい発掘作業だったみたいです。
ところで、博物館、美術館の施設についてですが、「どんなものがあるか想像してみなさい」との教授の声に、「展示室、受付、クローク、ショップ、カフェ、収蔵室、事務室……」など上げてみましたが、主に考えつくのはパブリックエリアばかりで、裏はあまり思いつきませんでした。
「では見てください」と配られたプリントには、公共の場が6項目に対して、バックヤードが30項目も。
「本来これだけ必要です。そして、日本の建築は、大抵バックヤードが脆弱なんです」と。
目に見えるところばかりを立派に作り、裏方にはあまり重きを置かないらしい。
なので、実は非常に機能的でない。
美術館、博物館はもとより、空港などは最たる例で、日本の空港は海外のパイロットなどからかなり不評なのだそうです。
「そりゃ、見栄っ張りでかっこわるいね」と思いながら、それが常日頃抱いているファミリアーな感情だとふと気付きました。
パーティ会場のバックヤード!
「なんで会場があんなにカッコいいのに、バックがこんなにヘボいのーっ!」と気が狂いそうになることはしばしばです。
その上、物置部屋になっている場合もある。
もちろんプロですから工夫して何とでもしますが、働きにくいったらありゃしない。
ぶつかるし並べられないしで、ひとつの行為に倍時間が掛かり、片付けも地獄の作業。
これ、ホームパーティでも同様です。
準備が済んだキッチンはピカピカにして、必要の無いものは楊枝一本に至るまで、全て取っ払っておきましょう。
それだって、パーティが終わる頃には絶対にカオスになるのです。
余計な「カワイイ雑貨」なども、下げられたコップや汚れた皿に埋もれていたら誰も褒めてはくれません。
ゴミも出来る限り捨てておくこと。
冷蔵庫もなるべく空にしておくこと。
すっきりしたキッチンなら、下げられた食器をこまめに洗うことも苦にならないし、その行為もお客様の目にあまり負担にはなりません。
逆に、ごちゃごちゃして洗い物も山盛りになってくると、「手伝おうか」と言わざるをえない状況になり、狭いキッチンにワシャワシャ何人も入り込み、「これ、どこに置けばいい?(置き場が無い)」とか、「布巾がどこにあるのか分からない」とか、何か割れたとか、踏んだとか、余計な事件も起こりがちです。
あ。書いていて気付きましたが、布巾やタオルは分かり易い場所に「これでもか」というほど用意しておきましょう。
仮に手伝ってもらう場合、それが最低限の礼儀です。
美しいパーティはバックヤード命。
毎度自分に言い聞かせているわけですが。
* * * * *
余談ですが、我が校、正式な校章も校歌も存在しない珍しい大学でして、これだけプロがいて何故?という学生時代からのギモンがついに判明いたしました。
(一応「マーク」と「バッジ」はありますが、なんだか「正式」ではないらしいし、そんな話を他でも聞いた気がする)
理由は、教授がみんな「オレがつくる」と揉めるからだそうで。
……。
メイキングオブ美術館に於いても、そんなことばかりだったそうで、教授がバラしてくれました。
幼稚っぽいにも程がありますが、未だに校章も校歌も無いわけは、未だにその体質がしっかり健在だからということに他なりません。
うん。
とってもよくわかります。