こんにちは、月上です。



夏休み真っ只中ですが、
皆さんいかがお過ごしですか?


今日も暑いですね、
私は冷たいフローリングに寝そべって
クーラーも扇風機も付けずに
スマホ片手にこの記事を書いています....

しかも何故か朝から断水してて
水も飲まずに干からびています。。。







という事で、今回は
ちょっと怖いような話を
しようかなと思います。
涼んで頂けたら嬉しいな....

とはいえ、真面目な感じの内容なので
心して読んでほしいと思います。

あなた方の一生に関わります。






第一回
「あなたを苦しめるのはあなた自身」

第二回
「安定したこころとは何か」
についてお話ししました。

第三回の今回は
「過度なストレスについて」
です。




きっと夏休みといえど
課題の多さや、人によれば補習があったり
再試があったりで
忙しい日々をお過ごしでしょう。

特に、日本という国は
ストレスが蔓延していますよね…


そのストレス、
溜め込んだままで
大丈夫ですか?



・ストレスを生み出し、追い詰めるのは
自分自身のその考え方である。

・安定した心を保つには
自分らしさと心の容量を広く保つことが
鍵である。

と、これまでお伝えしてきました。

なぜ、私がこのブログにおいて皆さんに
ストレスやメンタル面の話をしようと思ったのか
その原点のお話を今回はしていきます。






まず言葉の定義なのですが、
【ストレス】
苦悩に生じる刺激や状況に
適応を求める働きかけるもの。


【ストレッサー】
ストレスの原因
肉体的、化学的、発達的、感情的、認知的などの
内的な要因もあれば、
生活上の出来事など外的要因もある。

と、されています。

なので「ストレス溜まる」という風に
いう事がありますが、
本当は
ストレッサーによって
ストレスが傷付いた状態指すんですね。







例えば、
輪ゴムを指で引っ張ってみて下さい。

輪ゴムが「ストレス」で
引っ張ってる指は「ストレッサー」です。

ストレッサー(指)の刺激によって
ストレス(輪ゴム)が元の形に戻ろうとします。



ここでストレッサーである指を離すと
ストレスの輪ゴムは元の形に戻ります。


しかし、
伸ばしたままにしておくと
ストレスである輪ゴムは元の形に戻りたいのに
戻ることができないままです。

やがて切れてしまいます。


つまり、
ストレッサーが掛かったまま
放置してはいけないのです。

また、風船でも例えられますね。

風船自体がストレス、
それに手で力を加えたとすると
その手がストレッサーとなります。

手を離すとストレスである風船は割れません。
ストレッサーである手で力を加え続けると
風船は割れます。


強いストレッサーには
耐えるには限度がある
ということです。



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つまり、
ストレスフルな生活を続けていたり
強いストレスを感じると

耐え切れなくなって
身体疾患を引き起こしたり
対処できなくなったりするのです。







人間はストレスに晒されると、
例えば、面接前で緊張していたとすると、

体温は下降し血圧、血糖値は低下します。

アドレナリンが分泌され
神経系の活動抑制、筋緊張低下が起こります。

胃腸粘膜は損傷しやすく、
ストレスから胃潰瘍になる事もあります。


人間は案外デリケートです…




しかし、ここで対応しようとするのが
生き物の素晴らしいところ。

そういった反応に対応しようと

視床下部の下垂体前葉から
副腎皮質刺激ホルモンが分泌され
副腎皮質からの糖質コルチコイドが増加します。

体温、血圧、血糖値の上昇、活動性上昇が
再び起こる仕組みになっています。

上手くつくられてるんですね。



しかし、
先ほど述べたようにこの状態は
「面接前の緊張」を例えとしています。

面接前の数分であったり、
数日であったり
その程度は耐えられるように
できていますが、




余りに長い事緊張や不安などのストレスに
晒されてしまうと
体温、血圧、血糖値を上げるのも苦しくなり
適応できなくなるのです。



これを疲労困憊期と呼ぶのですが、
その通り、
ストレスに疲労し、
それに適応する事にも
疲弊した状態をいいます。




体温、血圧、血糖値を上げられなくなる。
即ち、全て下降していくと
人間は死にます。









いいですか?

ストレスを溜め込みすぎると
人間はやがて死に至ります。








勿論そう簡単に命を落とす事には
ならないです。



ですが、このストレス社会において私達は
身体疾患、精神疾患を患ったりと
命を落としかねない状態と隣り合わせなのです。



なので、ストレスを抱える看護学生、
特に実習生には読んでほしいと思います。


実習を楽しく学ぶ場にする為に
お伝えしていますが、それと同時に
心身の危機的な状態を避けてほしいとも願い
皆さんへこの記事を書いています。



ストレスで死ぬ

と言うとあまり現実味が無いですが、
厳密には
ストレスによる疾患で
命を落としかねない
のです。


看護師になる、人を助けたいという
夢の為の今があるのに
ここで一生を棒に振って欲しくない。



確かに、
過酷で厳しく、
辛く押し潰されそうな実習ですよね。

私は、あなたに、
ここで辞めておこうと思うのではなく
看護師目指して良かったと思えるような
実習にしてほしいと思います。

たくさんの実習生に、そう願います…




あなたはどうですか?
長期にわたる強いストレスに
苛まれていませんか?


ストレスを侮ってはいけませんよ。

課題に記録に、忙しい日々ですが
適度に心も身体も休ませて上げてくださいね。




という事で、
少し怖いような、
それでいて真面目なお話でした。




「過度なストレスについて」

少しでも読む前と比べて
認識が変わっていてほしいと思います。


手遅れになってからでは意味がない。

今、患者の様な顔をしながら
看護実習生をしているのならば
今すぐにストレッサーを
解消してあげてください。