使用開始から1年過ぎたことだし、体験版を入れたりしてレジストリが汚れているだろうから、いっそのこと、OSのインストールをすることにした。
システムの根幹部分であるレジストリが汚れると、段々とシステムが不安定になっていき、時に思わぬ不具合を引き起こす。
そこで、今年の教訓として、必要なソフトウェアのみをインストールすることにした。
レジストリまで遡って安全に削除してくれる高度なアンインストーラを導入するのも1つの手ではある。
ただし、ライセンス認証が通るかどうかが問題である。
再インストールして通るのは、マシン固有のIDをネット上でメーカー側が把握しているか、全く管理していないかのどちらかである。
同一PCであっても、再インストールしたソフトウェアは一見正常に動作しているように見えるが、アカウントもしくはライセンスという部分を見てみると、恐らく、多くは体験版になっている場合がほどんどである。
OSの新規インストールもしくはリカバリーによって、隠し属性になっている「ライセンス設定ファイル」も同時に初期化されているためである。
(これをバックアップしておいて元に戻せば、いつも通り使えるはずだが、最近はOSの状態とインストール時に割り当てられるトークンとレジストリの記述とマシン固有のIDが一致しないと動かないようになってきている)
そのため、ライセンスの更新か、再度購入しないといけないように表示がなっている。
ところが、再度の購入は可哀想ということで、同一PCであれば、ライセンスに関する救済策を用意してくれている。
不安に思ったら、購入したソフトウェアのWebサイトにログインして、サポートに連絡するなり、自分でアカウントのライセンスの部分を観ると、どのような状態か判るようになっているので、ほぼ自力でできるようになっている。
以前使用していたライセンスを「リセット」して、同じシリアルナンバーで通るか、もしくは、新たにアクティベーション・コードを再発行してもらって、認証を済ませる必要がある。ソフトウェアによって様々である。
ソフトウェアの購入時にライセンスの条件を、よく見ることをお勧めする。
この救済策は不正コピープロテクトが厳しいソフトウェアほど、認められないようになっているので注意が必要である。