日本でのBitCoin採掘は赤字 | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

もうご存知の方も多いと思います。

仮想通貨(厳密には暗号を解読して得られるので暗号通貨と呼びます。)の代表格としてBitCoinがあります。

去年12月に急騰して、そこから暴落を始めて現在、乱高下しながら価格推移しています。

BitCoinの暗号を解読する行為を採掘(マイニング)と呼びます。

記憶に新しいかもしれませんが、今年6月に日本で逮捕者が出ました。

ブラウザの閲覧の際に、BitCoinの採掘行為を閲覧者のマシンパワーを「了承もなく無断で悪用した」として罪に問われています。

そのソースコード(JavaScriptファイル)をダウンロードしたのですが、Windows10のDefenderがダウンロードと同時に見事に検知して即刻削除しました。

実は、標準のDefenderで、どこまで検知できるのか興味があったのです。

「まさか、自分のPCに仕掛けられてないよね?」と半信半疑で、フリーウェアを試すのも、この手のウィルスが流行し始めて過敏になり、リアルPCに影響を及ぼさないように仮想環境で試す習慣が付きました。

いやはや、安心しましたよ。

BitCoin採掘のソースコードが公開されていることもあって、自由に改変することが可能なのです。だからこそ、油断がならないのです。

ソースコードは読めば「何か仕掛けられているか否か」の判断は明白ですので、他人が、「これWindows版のBitCoin採掘ソフトだよ」とコンパイルしたものを誰も信用していないのです。

だから、自力でコンパイルする必要があります。

しかし、Windows対応版の採掘ソフトを作ろうと思ったら、Linuxの1つUbuntu経由でコンパイル&ビルドしないといけないのが解りました。

単純に、Windows環境のみでソフトをビルド出来ると思い込んでいました。

しかも、P2Pのネットワークの知識も必要となっています。

正直、申し上げて、素人や一般人には暗号通貨の採掘は無理だなと思いました。

さらに、暗号通貨採掘のために、採算性を重視するならば、電気代が安い国でしないと、大赤字です。

そこに、電気代は違えども、消費電力は共通ですので、国連が環境保護に悪影響を及ぼしているとまで言わしめたほどです。

遊び半分で1日数円でも稼げれば面白いと思いましたが、少々、戸惑っています。

これから、暗号通貨の採掘行為や、それを巡る不正アクセス等の犯罪行為は、長期的に観て厄介な存在になることは間違いありません。

皆様も、Chromeが更新されなくなったWindowsXPやVistaを使うのはやめましょう。

そして、ウィルス対策ソフトは性能が良いものを選びましょう。

一番良いのは、ネットを切断して、OSは、Linuxを利用することかなと思います。スマホに移行しているといえども、これは現実的ではありません。

スマホで無料アプリのダウンロードはやめましょう。

Chromeに便利だからと、ユーザーも少ない機能拡張を追加するのも危ないです。

裏で何をされているか解らない時代になったのです。

最善策として、強力なファイアウォールを入れて、通信パケットの解析をすることです。

基本無料でアイテム課金のゲームを開始した途端、PCのファンが突然回り始めたら疑いましょう。

タスクマネジャーでプロセスの監視をすることをお勧めします。

何もしていないアイドルの時間にSystemIdleプロセスが99%になるのは当たり前ですが、他のプロセスで見慣れない不審なものが100%を占有していたら、そのプロセス名をネットで検索してみましょう。

一見して、ネガティブなことを書いていますが、これは潜む危険に対して警鐘を鳴らしているのです。