今や、ハードディスク(HDD)において、2TBや3TBは、当たり前の時代になってきました。
しかし、気を付けなければならないのが、HDDは消耗品の部類に入ることです。
衝撃よりも、放熱が上手く働かないで高温になる状態が続くと、HDDの記憶素材の劣化は著しく早くなります。
先日、1TBの外付けHDDが異音を立てながら、認識不能になっては、また認識するという異常な状態でした。そこで、失うリスクは高いですが、思い切って、4TBのHDDを購入しました。不幸中の幸いなのでしょうね。データを急いでバックアップして、終わった途端、完全にアクセスが出来なくなってしまいました。
そして、今度は、先日記事にした2TBの外付けHDDです。
レビューで酷評されていた玄人志向のHDDケースを購入して、先程、外付けHDDを分解して、届いたケースに入れて、電源を入れると、何と認識しないのです。
マイナスドライバーを使って分解していた途中で、手が滑って、ざくりと左手に刺さって、血豆が出来たかな?と思ったのですが、そんな訳はなく、血が滲み出てきました。分解作業で気を抜いたら危ないですね。血豆は、挟んだ場合に出来ますよね。まぁ、私は、外傷には比較的、痛覚が鈍感になってしまいました。消毒さえしていれば自然治癒しますし、金属片が入り込まなくて良かったと思いました。錆びた部分だと破傷風になる可能性もありますからね。
今回のHDDは、異音を発さずに、故障したので、壊れたのは「SATA規格とUSB規格の変換アダプタ部分」だと目星を付けて、HDD本体は無事なはずだと思っていました。故障した時は、外付けHDDの電源を入れても、数秒で電源が落ちて、電源が入っても「フォーマットしますか?」と表示がされたりしました。やはり、変換アダプタが原因だったのです。ケースに取り出したHDD本体を格納して接続したら認識はしてくれませんでしたが、専用のパーティション編集ソフトや復元ソフトで観ると、案の定、HDD本体は無事でした。(HDDケースを購入するという選択肢で良かったです。SATAケーブルを購入して、パソコンの内蔵HDDにするという選択肢もありましたが、熱がこもるのと電力不足で不安定になるのが怖いので、外付けという選択肢にしたのです。)
但し、Unallocated(未割り当て)となっていて、フォーマットをしないといけないという状態でした。
HDDのアルミケースが熱くなっているのは、動作しているという証拠です!
ここでフォーマットをしてしまうと、まっさらのHDDとしてそのまま使えるのですが、2TBギリギリまでバックアップしていたデータが全て消えてしまいます。
そこで、面倒ですが、この記事を書いている今もデータ復旧をしています。
認識されれば、何かしらの情報は残っているので、フォーマットするのはもったいないです。
ただ、80GBとかの時代の昔と違い、2TBもあるので、まずは、消えてしまったパーティション情報を探す作業をしています。無事、見付かれば、あっさりと復元できます。
パーティション情報まで消えてしまっていれば、それはそれで、HDDのセクタに記録されている情報を根こそぎ救い出す作業に入ります。これは時間がかかるのですが、データが全て消えるよりマシです。
いやはや、高速CPUを搭載したマルチタスクのパソコンは便利ですね。
復旧している裏で、こうやってブログが書けるのですから。
昔でしたら、シングルタスクなので、復旧作業が終わるのをひたすら待つのみでした。
有り難いです。そして、便利な時代になったものです。