何故,尾玉なみえ作品にこだわるのか。
それは,先が全く読めないからです。
ページをめくればいいじゃないか?
いえいえ,その先ではないのです。
前置きは,これくらいで本題に入りましょう。
小説にしろ,実用書にしろ,読んでいて,誰でもですが,すぐ先の展開がどうしても予測可能なのです。
これに私は満足できずに,尾玉なみえ先生の漫画にはまってしまいました。
普通は,上げて上げて,盛り上げるか。ギャグ漫画であれば,オチを持ってくるのが常識です。
その型を破った一人に挙げられるのが尾玉なみえ先生です。
ページをめくる前に,オチというか,ブラックジョークというか,どんどんエスカレートしていくのです。
断っておきますが,全部面白い訳ではないです。
普通のギャグ漫画でいうところのオチに向かう途中に,予測不可能なとんでもない展開を持ってくるのです。
これを味わってしまったら,もう普通の漫画は読めません。
ハイ!私,今,嘘つきました!
普通の漫画もこよなく愛していますw
それと同等に広辞苑も六法全書も愛しています。
薬物を使わずして,思考がハイテンションなカオス状態になることが可能なのです。故に,人格を疑われかねない漫画と作者自ら認定しているのでしょうね。
この尾玉なみえ作品は,子供には絶対に読ませてはいけないものだと思います。それほど,人格形成期に,尾玉なみえ作品に触れることで,道を誤る可能性を大きく秘めているからに他なりません。恐らく,人格が歪んで成長するでしょう。
そんじょそこいらの子供が理解出来る訳がありません。幾ら,神童であっても理解不能なはずです。もし,理解できたら,神童ではなく,年齢を偽った外道に違いありません。
そこかしこに,時空を越えた様々な作品へのオマージュが散りばめてあるのです。