「ボカロ作曲のソフトウェア」と「Amazon奮闘記」そして「ボカロ文化が廃れた理由」 | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

【ボカロ作曲に必須なソフトウェア3種類の中からの選択】

 

「ボカロ編集ソフトウェア」という表現は変ですが、「初音ミク等のボカロを発音させるためのソフトウェア」と、認識して下されば有り難いです。

 

このボカロ編集ソフトウェアは、次の通り、3択です。

 

1.Vocaloid 4 Editor

 

 単体(スタンドアローン)で実行可能なソフトウェアです。

 拡張子が「.lua」でプログラミングされた専用プラグインを読み込むことが可能で、表現の幅が広がります。

 

 

2.Vocaloid 4 Editor for Cubase

 

 単体では動作不可能で、これを購入すると、DAWの1つであるCubaseのラインナップで最低限の機能しかない「Cubase 9 AI」が付属します。

 

 上記1.と同様に、拡張子が「.lua」でプログラミングされた専用プラグインを読み込むことが可能で、表現の幅が広がります。

 

 最初から、Cubaseをお持ちの方は、こちらがオススメです。

 

3.PiaproStudio

 StudioOne3 Artist Piapro Editionに付属しています。

 

 クリプトンが発売しているボカロ(例えば、初音ミクV4X、巡音ルカV4X等)を購入すれば、上記のStudioOne3 Artist Piapro Editionが付属しています。

 

 このStudioOne3 Artistは、通常のStudioOneのラインナップから除外されており、アップグレード対象になっていません。

 

 何故なら、このStudioOne3Artist PE(Piapro Edition)は、クリプトンが独自にArtist版を拡張するように開発させたソフトウェアなのです。「購入後、すぐにボカロを使って作曲活動が始められます」と書いてあります。確かに、その通りですが、DAWで必須とも言えるプラグインVST(MacOSXでは、AU:AudioUnitの略語)を導入することも出来ないのです。

 

 更に、「拡張子「lua」の専用プラグインが読み込めません」

 

 自ずと、作曲活動に制限が掛かっていることに気付きます。

 

 その前に、初音ミクのインストールだけで挫折する人が続出して、コレクションとなっている人も少なくありません。

 

【ボカロ文化が廃れた理由:作曲者側の考察】

 

 「買ってすぐ作曲活動に入れるという甘いキャッチコピーに騙された!」という人が、どんどん次のバージョンから購入しなくなります。このようにして、ボカロ文化は廃れていったのです。

 

 創る喜びよりも、聴く喜びの方が、楽ですからね。

 

【Amazon奮闘記】

 私は、「初音ミクV4Xに付属のソフトウェアがあれば、これでいいじゃない?」と、よく注意書きを読まずに、購入しました。帰宅して気付いたのですが、「本格的な作曲活動をするためには、Studio One 3 Professionalの導入をお勧めします。」と書いてありました。

 

しかし、Studio One 3 Professionalにしたい場合は、先程も述べた通り、アップグレード対象ではないため、別途、最初から、StudioOne 3 Professionalを購入しなければなりませんでした。

 

 私は、アメリカ合衆国特有のセール「ブラックフライデー」というセールにて、何と、半額で購入しました。

 

 5万弱の品物が、2万3千円くらいになったんですよ!

 

 しかし、販売サイトでの決済手段はクレジットカードのみ・・・。

 

 早くもここで詰まりました。

 オンラインでクレジットカード決済は怖いのです。

 

 しかし、私は諦めが悪いと自分でも思いました。

 

 「何か抜け道があるはず!」と思って調べました。

 

 ありました!抜け道!

 

 たまたま、とある楽器店がAmazonで出品されていたブラックフライデー適用の商品を1個だけ見付けて、いざ、購入しようとしたら、決済手段は、またしてもクレジットカード・・・。

 

 これでも、諦めませんでした。

 

 Amazonのギフト券の存在を忘れていました!

 

 Amazonのギフトカードをコンビニで買いまくり、ポイントをチャージして、クレジットカード決済の商品を無事、ポイントで購入しました。

 

 そして、送付されて来たものは、箱に「プロダクトコード」記載の紙切れが1枚入っていただけです。

 

 今でも箱は大切に保存していますが、メールで送ってくれと思いました。でも、箱を開けたら、認証に必要なプロダクトコードを見てしまうんですよね。

 

 私のわがままです。

 

 「さらば、制限付きの音楽制作!!」 となったのは、良いものの、ソフトウェアをProfessional版にしたのが、去年の12月、初音ミクV4Xを購入したのは更に遡って、9月でした。

 

 そして、本格的に「音楽理論」というものを学びだしたのが、奇(く)しくも、今年の3月9日(ミクの日)だったのです。

 

 それまで、何から手を付けて良いのか皆目見当が付かなかったというのも理由の1つに挙げられます。

 

 ・ 「音楽の基礎が全く無い!」

 ・ 「初音ミクのボカロ編集作業が緻密な上に、

   DAW(音楽制作ソフト)の操作が初心者には難解!!」

 ・ 「知り合いがいないと、誰も教えてくれない。」

 ・ 「単なる初音ミクのキャラに惹かれて購入してしまった!」

 

 初音ミクのソフトウェアがコレクションになる理由、まさにこれだと思います。そして、ボカロ文化が廃れていったのです。

 

 この頃から、写真アップ専用のTwitterの更新が疎かになり始めました。

 

 今では、時々、変なフォロワーさんがいたら、ブロックしているだけです。

 

 その分、楽曲制作が捗って、日々、干からびたスポンジのように、技術を吸収しまくっています!