本、ネタバレあり。



最初はちょっと不気味な物語集と思っていたが、

ついに6巻まで来た。


短編集なのに、一つが長くて途中で集中力が途切れる。なのでなかなか進まない。

昨日、5巻を読み終えて、やっとこちらへ。


少し前にも書いたが、恐ろしい魔物ひとを害するあやかしと、ひとの切ない気持ちが凝ったような、物悲しいあやかしの話が混在している。

5巻最終話は、白い猫のかたちをしたあやかしだった。三島屋の長男次男がまだ少年の頃、出会った可愛らしいその猫様の生き物は、三島屋の仕事が続けられなくなった(怪我をしたので)お針子さんの生き霊だった。

自分の意に反して辞めねばならなかった仕事に、愛着と未練があって、猫の姿をして度々三島屋に現れていたのだ。


他人から指摘され、無意識な我が身の行いを悔い恐れ、彼女は三島屋がある江戸を去って行ったのだと、成長した長男が「実はあの猫は、こういう話だったのだ」と弟に顛末を語る。



そして、百物語を聞いていた主人公おちかは、お嫁に行くことになり、聞き手はこの次男坊があとを継ぐことになる。

ここまでが5巻。

6巻からはどのように様変わりしていくのだろうか。