本日の読書感想文



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あんじゅう

宮部みゆき


あらすじ 


三島屋変調百物語、パート2





グッときたポイント 


引き続き、おちかが不思議な話しを聞く物語。


あんじゅう、は暗獣である。

お化け屋敷と噂されたある屋敷に、老夫婦が仮住まいすることになった。

お化けは前の住民の、不幸せだった奥方だという話しだったが、実は違った。


ひとが住まなくなった空き家が、ひと恋しくて、その想いが凝ってできた黒い謎の生き物に、老夫婦は出会って【くろすけ】と名づけ、心を通わせた。


しかし、夫婦と一緒に過ごすことで、くろすけは弱っていく。夫婦が手を触れると、小さく薄くなっていく。ひとが住まうことにより、屋敷の【寂しさ】が解消され、従って寂しさから出来ていたくろすけの存在は不要なものとなっていったのだ。


自分たちと共にあることが、可愛がっていたくろすけの存在を、無いものへと追い立てていくことに気づいた老夫婦。夫婦はくろすけを生き延びさせる為、お化け屋敷の噂を誇張して世間にアピールし、自分たちも断腸の思いで屋敷を去る。

なんと切ない物語であろうか。





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