今日は予定していた犬のトリミングの日。
今まで2匹だったが、1匹になった。

闘病中も色々な情報を教えてもらったり、食べ物のアドバイスをしてもらったり、
たくさん助けてくれたトリマーさんが、
今日はイナにお花をくれた。



そして

「ほっとしたでしょ?」と言われて、

あらその通りだと思った。

もちろん悲しみや喪失感はあるのだが、

痩せて毛もなくなっても、必死に立とうとしていたイナに、

もうこれ以上辛い生き方を続けなくてよいからと思ったのも事実。


十分過ぎるほど頑張って私たちと一緒に居てくれたから、もうこれ以上の長生きはのぞまなかった。


抱きしめた重さとかぬくもりとか、見上げてくれた丸い瞳を思うと切ないけれど、介護の時間もまた別れの準備期間として私には必要な日々だった。


桜が散っていると、イナが私を心配しているのだと思うから、

「大丈夫だよ、イナ。お母さんは大丈夫」と呟いて、ほぼ葉桜になった木の下を歩く。


大丈夫。忘れないから。

ずっと愛してるから。