桜木紫乃氏作。
映画にもなった。
映画にもなった。
安っぽく貧しく、無知で卑屈で、性的で廃退的な、作品の中の人々。
他人に自分の生き方を任せて生きてしまう。
短編集だが時系列がばらばらで、登場人物はつながりがある。
わたしの中では、何ひとつ感銘を受けなかった。
先日読んだ【透明な夜の香り】の様に、孤高でマイノリティで天才的だが、普通に生きていくのには難しい性癖に自分ではどうにもならずに生きていくしかない調香師。
大きな屋敷に住み、ハーブの香りに包まれた広大な庭園を維持し、彼の為の特別な料理をこしらえる家政婦のような主人公。
あまりに対極にある作品を読んで、自分のなかで消化しきれていないのかもしれない。
が、ホテルローヤルはもう再読しなくていい。