- ハウスワイフ2.0/文藝春秋

こちらハーバード大卒のジャーナリスト、エミリー・マッチャー氏の著書で、このマッチャー氏へのインタビュー記事なのだ。
男女平等指数の高いアメリカでは、ワーキングマザーも仕事と家庭、育児の両立がしやすいのでは?と思いがちだが現実にはそうではなく、特に著者と同じジェネレーションY世代(ベビーブーマーの子どもで1975~1989年に生まれた30歳前後の世代)は企業社会を“選択的”に離脱して専業主婦として「人生の充実」を優先している、というのである。
アメリカは世界に先駆けて女性の社会進出が謳われていたし、働きながらも結婚、出産、子育てなどしやすい環境なのかな?と思いきや、有給の産休・育休もなく、サービス残業のある長時間労働に、いつレイオフ(解雇)されるかわからない緊張感、男性よりも少ない給料…実は日本よりも家庭と両立しにくい社会なのかもしれない。
なんと、ワーキングマザーの約85%が専業主婦になって子育てに専念したい、と考えているのには驚き。
そんな状況で、リーマンショック以降、失業により余儀なく専業主婦をしている人も一定層いるという背景もあるだろうが、仕事に人生を捧げる生き方よりも人生に対する幸福感を重視する、というスタンスが特徴的である。
郊外や田舎で生活し、有機野菜を育て、合成洗剤を使わず、編み物や裁縫をするライフスタイル…。
日本でもこの10年ほど言われている「ロハス」的な生活のよう。
そのようなスタイルは昔ながらであるようで、現代との違いは「専業主婦にしかなれなかった」のではなく「高学歴やキャリアを捨てて専業主婦を選んでいる」というところだろうか。
私は、ド田舎に住んではいるものの、けして“選択的”に「ロハス」を実践しているわけでもなんでもないのですが…、それでもこの女性の現代における仕事や家庭に対する価値観には共感する点が多かった。
知的欲求を追求した結果それなりの学歴も手に入れ、それなりのキャリアを積んできてはいるものの、だからといって「出世したい!」とがむしゃらに働く気は起きないし(そういう点が一世代前のバリキャリ女性とは違うところ)、「仕事もしたいが、子育てもしたいし、休暇も満喫したい」それが正直な気持ち。
だからといって、私は今すぐ専業主婦にはなれないけれど、こういう考え方も参考にしつつ、今後の働き方を考えていかなければならないと思った。
実は、最近転職話がありまして。
専門職として私を必要としてくれる職場に求められることはありがたいことなのですが、今の職場は会社の方針・やり方には納得のいかないことも多いものの、自分の部署はこじんまりとしていて和気あいあい、かわいがってくれる先輩たちもいて仕事も自分のペースで進められる、18時前にはあがれて、シフト制で同僚と相談して休みも自由に決められる、一方、転職候補先は仕事内容は今よりず~っと魅力的でキャリアアップにもなるのだけど、土日祝日休みが固定で緊急時は夜間召集あり、周りの部署とのやり取りが大変そう。
自分の専門性、仕事の内容だけ考えれば即転職!って感じのお話ですが、家族との時間、スケジュールのフレキシビリティを考えると今の職場に分がある気がする…。
そんな気持ちで揺れていたのです。
息子が小学校へ上がるころには土日祝日休みの方がいいのかなぁ~、という気持ちもありますが、正直あと5年くらいのうちには転居する予定もあり、転職して短期間しかいられないと双方に申し訳ないかな?という気持ちもあったり。
いずれは(転居したら)以前やっていた産業翻訳の仕事を本格化させて、在宅ワークで今よりももっと子育てに時間をかけたいなぁ~という野望もあります
そのころ息子は小学校4年生前後。
転居すれば習いごともするかもしれないし、もしかして中学校受験とかってことになっても全力で応援したいし、もちろん小学校低学年の娘のサポートも。
勤務時間中ずっと保育園におまかせできる幼児時代と違って、ワーキングマザーにとっては小学生になったらたくさんの壁がありそうですものね!
できるだけ子どもたちの生活スタイルにも合わせながら、自分の働き方を考えていければいいな、と思います。
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東洋経済オンラインで、「会社人生にNO!米国、専業主婦ブームの真相」という記事が出ていた。