これは私がさまざまな話を聴くときの、ニュートラルな状態を保つ方法です。

それぞれの方が、いろいろな領域で動いていますので、受け取る情報はさまざまです。

これが絶対に正しいというものはないと思いますし、善悪もないと思うのですね。

 

私は、人の話を一つの語りとして聴いています。

語りをナラティブといいます。

相手が正しいことを言っているという前提はもっていませんし、そういう視点もありません。

ただただ、その方に起こっていること、体験しているということとして伺います。

 

これは、カウンセラー・セラピストの聴き方です。

カウンセラーの3原則がありますが、カール・ロジャーズが有名ですね。

セラピストはクライエントの話に巻き込まれてしまってはいけませんから、距離を取る必要があります。自分と相手を分けることができます。

 

依存がある方は、妄信してしまって危険があるように感じています。

スピリチュアルな領域では依存が本当に危険です。宗教の問題がよく取り上げられますが、スピリチュアルにも当てはまるでしょう。

すごい体験をしている人を正しいと信じてしまうことはないでしょうか。

私が昔、失敗したところには自分で相手をしっかりと認識しなかったということがありました。

自分の感覚を信頼して離れることも必要です。変な感じがあるのが分かっていながら、ワークを受けてしまったことがありました^^;

 

私はさまざまなスピリチュアルな集まりに参加しておりますが、ニュートラルな状態でいることをいつも心がけています。

よく分からない話が出れば、そのままにしておきます。何人もが共通の話題に上げていても、自分に体験がなく分からないことは、分からないままにしておきます。

自分に体験がないのが悪いわけではありません。

霊的な感覚で捉えるものの話は、霊的な能力に自信がないと、圧倒されてしまうことがあると思います。

霊的な能力があるのはすごいことではありません。人間性の高さとはまた別のものでしょう。

 

私がさまざまな方の体験を聴く理由は、この世界がどうなっているかを知りたいからです。

また、いろいろな方からワークを受けるのは、興味深さや霊的なしんどさを解決したいためであり、自分自身とつながる領域が合う方を好みます。