今日は講演で、道の駅の2階の会議室へ行ってきました。

カフェの2階で、大正ロマンあふれる建物でした。

どういう規模か全く分からなかったのですが、地域で活動されている方のつながりが感じられる、15人以下の温かな会でした。

私のあとには児童相談所の方がお話され、なかなか直接お話を伺う機会もないので、貴重な機会でありがたかったです。


子ども食堂など、地域とのつながりがしっかりあれば、家庭内で虐待が起こっていようと、発見されやすいし解決にもつながりやすくなります。

私の話はSOGIハラなどパワハラ防止法であったり、DV被害者の多様性についてでした。

高松市民男女共同参画フェスティバルでは、日常対話という台湾映画が先月上映されました。母親がDVを受けていたが、女性が好きな女性でもあり彼女がいて娘より彼女を大切にしていたというストーリー。

観には行けていないので、小説を買いました。


多様な被害者を知らないことには支援ができなかったり、排除してしまう可能性もあります。

男性のDV被害も5人に1人であること、デートDVのことも含めて、相手をコントロールしようとする支配関係がDVであることなどお話させていただきました。

体験談をお話される会もあったのですが、お聴きできなくて残念です。

本当に大変なケースを伺っているのといないのとでは、DVに対しての印象が違うのではないかと思います。。


SOGIについては、最近の話題でもありジェンダーレス制服についてよく取り上げますが、実際男子もスカートを選べるとはいっても、見聞きはなかなかしないですね。

私たちの意識も変わっていっている途中なので、男子がスカートを履いていても自然で、一般的になる時代も来るのでしょう。


世の中がどんどん変わっていっている中で、法律で対策が義務づけられたとしても、人の意識が追いついていない可能性は考えられます。

男性がスカートを履いていたら違和感がある(トランスジェンダー女性ではなく)などは、社会が作り上げた感覚でしょうか。


誰の中にも、この社会の中で生きているので、世間から押しつけられた価値観は無意識の中にあると思います。

ジェンダーバイアスについても説明しています。

バイアスがあることは誰もが同じであり、悪いことではありません。

昔は文房具なども男女で色分けされていました。

そういう時代を私も知っています。


バイアスがあることは問題ではなくて、気づいていることが大切です。

地域の中でこういった話ができることも大事なのでしょう。

地域から、多様性の理解が広がっていくことを願い、お受けできることはしていこうと思います。


改めて、地域の人たちのつながり・力・コミュニティを感じた日でした。