3月になりましたが、
ユーカリが成長を始める気温には程遠く
冬期の寒さによる
苗の傷み(特に葉にでてくるユーカリ角班菌が原因の斑点やシミ)が心配ですよね。
ところが、
ユーカリは1・2年走の草花とは違って
寒さが原因の傷み イコール 枯死 という
方程式には当てはまら位所が良いですね。
上下の画像は マクロカルパ Eucalyptus macrocarpa ですが
流石というほど生命力に満ちたユーカリは
次の画像のように 次世代の芽吹きが見られます。
ユーカリ角班菌に冒された葉が元の輝きに戻る事はありませんが
すぐそこに次の綺麗な輝きを備えた
綺麗な輝きを備えた芽を見つけられます。
寒さで傷んだ苗の対応策としての問い合わせの多くが
先端部分にしか葉がなくなって見栄えの悪くなった苗の
下の方の部分からも今後芽が吹くでしょうか? という類の質問です。
次からの3枚の画像はつき抜きユーカリ Eucalyptus perriniana です。
この種類が一番幹吹きがあるのか心配な種類です。
元々他のユーカリのようにたくさん葉があるものではないので
心配もひとしおなのでしょうね。
冬前からある葉は寒さに耐えてきた証として
周囲に赤い部分を持ちます。
それ以降に出現した葉には
葉の外周部分に赤い部分は見られません。
この株は昨年末に植え替えをした苗ですが
最近ようやく新芽が動き出して来ました。
下の画像のようにこれだけ幹吹きがあればもう心配ないでしょう。
ただし、これらの苗は露地置きとは少し違い
寒風にはあたらないビニールハウスで管理しています。
皆さんのご自宅では無加温で構いませんので
寒風にさらされるようなことのないようにその点には気配りをお願いします。
有難いことに一度生命の危機を迎えそれを乗り越えた苗は
今までの姿とは見違えるほどのボリュームアップを果たします。
次の画像は ペパーミント系の香りの代表的な
ペパーミントユーカリ ラジアータ Eucalyptus radiata です。
この苗も一度枯死してしまったと思う程にまで傷みましたが
流石の復活劇です。
GW頃には見間違えるほど立派になるでしょう。
皆さんのご家庭にもこのように冬の寒さで傷んだ苗があるかもしれませんが
簡単に見捨てないでくださいね。
再生はすぐそこです。
合掌!