筋の種類

 

●骨格筋

骨格と協調し運動や内臓を保護するための筋肉

体重の約半分を占める

自分の意志で動かせる随意筋

骨格筋を支配するのは

 

抹消神経中の体性神経の運動神経。

意志に基づき大脳皮質からの指示が

運動神経を介して筋肉へ

 

素早く力強い動きが可能な反面疲労しやすい

筋繊維に縞模様が見られる横紋筋

 

役割

運動(筋収縮により骨格を運動させる)

姿勢の保持 

内臓の保護

体温保持

関節の安定と保護

血液やリンパ液の循環を助ける

 

公式テキストP43より転載

公式テキストP43より転載

 

セラピスト実技とも非常に深くかかわる筋系

トリートメントはこの筋にアプローチするわけですから

しっかり覚えないと~と思うものの

骨格系と異なって

上層、下層など

層があるので覚える種類も多くなります。

 

●平滑筋

心臓を除く内臓、血管壁などを構成する筋肉

内臓筋とも呼ばれる

意志とは無関係に動く不随意筋

自律神経やホルモンのコントロールにより

末梢神経の自律神経支配となる

 

子宮平滑筋・膀胱・消化管など

筋繊維に縞模様はない筋節の無い筋肉

比較的ゆっくりと継続的に収縮する

疲労にしにくい

 

●心筋

心臓を構成する筋肉

意志とは無関係に働く不随意筋

筋繊維に縞模様が見られる横紋筋

ほとんど疲労せず休みなく周期的に収縮

 

 

考えられる設問

骨格筋、平滑筋、心筋の構造

骨格筋(随意筋)、心筋(不随意筋)=横紋筋

平滑筋(不随意筋)=筋節の無い筋肉(縞がない)

 

随意筋、不随意筋の特徴や分類

随意筋=体性神経支配

不随意筋=自律神経支配

 

随意筋

体性神経の運動神経支配

骨格筋(舌筋、横隔膜筋、外校門括約筋など)

 

不随意筋

平滑筋や心筋

血管、内臓筋、消化管、内肛門括約筋