毎度葬式ネタですけどね。すみません。
でも今回の葬儀のいろいろで、私はすっかり舅のファンになりました。


出棺の時に、棺と共に外に出て早朝にも関わらず
見送りのご近所さんがそれはそれは大勢いるのを見て、
舅は、もう頭真っ白。

お別れの挨拶の時、10秒くらい固まっちゃったわけ。
でもね、こんな時は当然です。誰も何とも思って無いですよね。
そう言っては家族や親せきで励ましました。

ところがよ、その後、父さんもう、このことで頭いっぱい。
*火葬場でも、全く人の話しなんざ~聞いてない。

そして遺骨になった義母とともに、葬祭場へ向かいいよいよ葬儀が始まったのです。

ここですごい事件勃発

お坊さんがお経を唱え、
参列者も一緒にお経を読む所があるんですよ。

お経の本も配られ9歳11歳のうちの息子だって一緒に唱えてました。

と・こ・ろ・が

ページをめくる時じゃないのに、紙をガサガサめくる音。

なんだ?誰だ?といぶかしむ若い衆(夫、義姉、私)

さらによくよく聞いていると
全く違う言葉を発する人が約一名。

犯人は喪主(義父)だったんだYO!

なんと、義父さん、朝の失敗がよっぽどショックだったのか?
『喪主の挨拶』を
みんながお経を読んでるどさくさに
まぎれて練習していたんですよ。

「え~本日は・・ほにゃほにゃ~、誠に~ほにゃほにゃ~思えば~」って具合

それって、どうよ?どうなのよ?

義姉なんて、紙がガサガサするもんで、気になって犯人探して
それが自分の父だと分かった瞬間

「おまえかい!って思ったって。

*注 義姉は普段はそんな言葉を発するような人じゃないんですよ。

悲しみに暮れて正体無い姿を見るよりは家族は安心ですよね。

でもね、義父さん、

あんたは喪主なんだYO!


さらにね、翌朝、みんなで朝ごはんを食べながら
今後について話していて

私は気がついた。

朝ごはんの直後、餡子大好きな長男に葬式最中をすすめる義父。

そして自分も1つご相伴。

と・こ・ろ・が・よ

義姉さんがいない間に

爺さん最中(もなか)を立て続けに2個完食。
さらに、どら焼きも食べ始めた。



「お、お、お義父さん???いくらなんでもそれは糖尿や血圧に悪いでしょ?」私


「そう?ちょっと疲れたから甘いもので栄養補給だ」義父




補給しずぎだYO!

こんなにお茶目な人だとは思わなかった嫁は
すっかり義父さんのファンになったのでした。