【アロマテラピー検定結果】
第26回アロマテラピー検定の結果が届きはじめているようですね!
まずは一足早く、独学セットをご購入いただき合格を信じてお勉強されていた
皆様おめでとうございます。このまま突き進んでくださいませ。


そして独学セットは購入してないけど
ブログをご覧の合格された全ての皆様おめでとうございます!
さらなるステップアップに向けて頑張ってください!




先日忘却曲線のことを書きましたが。
その時の記事はこちら
あれから、ちょうど1週間と1日が経ちました。(半端ですか?)

9個の必須アミノ酸
何個覚えてますか?

9つ全て言えた方!すばらし!

私は、今このブログに
何も見ないで書いてみようと思います。ええ

バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン
フェニルアラニン、メチオニン
・・・・・・ここまではすんなり出ました。

ちょっと考える・・・

スレオニン、アルギニン?無い?
トリプトファン
そうです、最後はリジンです。←これはノート見ました。すみません。


しかもアルギニンは違いますね。9つの必須アミノ酸じゃない。
※アルギニンは体内でも合成され、成人では非必須アミノ酸ではあるが、
成長の早い乳幼児期では、体内での合成量が十分でなく不足しやすいため、
これは準必須アミノ酸と呼ばれる(WIKIより転載)


正しくは、

バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン
フェニルアラニン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン
リジンの9つです


さて、忘却曲線であったように
これをまた、少しタームを開けてやってみようと思います。

そして、ブログをご覧の方からご質問です。

必須アミノ酸を覚えるなら、
必須脂肪酸も全部覚えた方がいいですか?


そりゃ~覚えてください。出来ることなら。


必須脂肪酸といえば、多価の不飽和脂肪酸ですよね。
一価(単価)の不飽和脂肪酸は入りません。
オレイン酸やパルミトレイン酸は必須脂肪酸ではないのでしたよね。

じゃ、①多価の不飽和脂肪酸って何よ?
炭素間に①二重結合を2個以上もつ脂肪酸のこと。(
用語辞典P77)

となると、まず思い浮かべたいのは
リノール酸、リノレン酸です。
用語辞典にも必須脂肪酸の代表的なものとして載ってますね。

ここで独学時代に私が引っ掛かったこと。
②リノレン酸とγ-リノレン酸とα-リノレン酸って
何が違うの?元は同じ?ということでした。

ちゃんと学ぶまでは、リノレン酸には
リノレン酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸の3つがあると
思っていました。

そこで学習をすすめて行きました。

必須脂肪酸では、どの脂肪酸が何に変換されるのか
またどのような作用や特徴があるのか?この辺を中心に
覚えて行くといいように思います。
健康学、基材論両面から並行して学べます。

まずは2つの系統があるんでしたよね。

●体内合成されないもの
リノール酸、α-リノレン酸

●体内合成はされるが食品から摂取する方が効率的なもの。
γ-リノレン酸、アラキドン酸、EPA,DHA

ここで思う、②リノレン酸はどこ?

●体内合成されない必須脂肪酸
リノール酸
二重結合が2個の不飽和脂肪酸
※血中コレステロールを減らす働きがある。
摂取されたリノール酸は体内でγリノレン酸に変換される。

α-リノレン酸、
二重結合が3個の不飽和脂肪酸
※体内でEPA,DHAに変換される。

●体内合成はされるが食品から摂取する方が効率的なもの。
γ-リノレン酸
二重結合が3個の不飽和脂肪酸
※体内でリノール酸から変換されさらに
ジホモ-γ-リノレン酸、アラキドン酸へと変換されます。

リノレン酸→γ-リノレン酸→ジホモ-γ-リノレン酸→アラキドン酸
(この変換は覚えて置くといいと思います)
すんません!ここ記載ミスです。リノレン酸→正しくはリノール酸です。7/12訂正

γ-リノレン酸は月見草油の特徴成分ですね(非常に酸化しやすい)
※PMSや更年期障害などを緩和する作用を持つ。
このγ-リノレン酸は体内では最終的にアラキドン酸に変換されます。

そしてアラキドン酸
二重結合を4個の不飽和脂肪酸
体内ではリノール酸やγ-リノレン酸から合成されます。
※様々な生理活性物質に転換されます。

EPA
エイコサペンタエン酸(これ書けるようにしとくといいと思います)
二重結合を5個もつ不飽和脂肪酸。
α-リノレン酸から合成されます。
血圧を下げ、生活習慣病を予防する作用に優れます。
人体に摂取されるとその多くが循環器系に運ばれ
中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする効果を持ちます。

DHA
ドコサヘキサエン酸(これ書けるようにしとくといいと思います)
二重結合を6こ持つ不飽和脂肪酸。
体内ではα-リノレン酸からEPAを経てDHAへと変換されます。
人体に摂取されるとその多くが脳神経系に運ばれ脳や神経組織の発育
維持、アレルギー性疾患の予防などに働きます。
EPAとDHAは脳と生活習慣病に良い必須脂肪酸ということですよね。

α-リノレン酸→EPA→DHA



だから、②γ-リノレン酸はどこよよ?と・・・


そうです、気がついていなかったのは私だけ
リノレン酸はαとγがあるんです。

それを総称してリノレン酸って言うのですね。
すっきり?

っていうか、当時は用語辞典なんてなかったから
いまだったら、もっと早くに気が付きます。
用語辞典のP55基材論の方ですよね。

リノレン酸の説明に書いてあるよ。
二重結合の位置の違いでα、γがある。ってよ。
βはないのか?ちょっと不思議ですね。

ってことで基材論と健康学の脂質は
並行して覚えると、効率的なんだと思います。

まとめると、
必須脂肪酸は炭素間に二重結合を2個以上持つ多価不飽和脂肪酸。
その種類には
二価のリノール酸、三価のα-リノレン酸、γ-リノレン酸
四価のアラキドン酸、五価のエイコサペンタエン酸
六価のドコサヘキサエン酸がある。

その変換は

リノール酸→γ-リノレン酸→ジホモ-γ-リノレン酸→アラキドン酸
という変換と

α-リノレン酸→EPA→DHA
という変換がある。
ほんとはもっと複雑なようですが、この後の変換もあるんだってよ。
でも、インストのテキストではここまででいいんじゃないかと
私はお思います。

あとはここに、単価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸をくわえて
覚えれば、健康学の脂質、基材論の植物油はばっちりだと思うんですよ。