とんと更新できずにおりました。
お茶目な舅の四十九日も無事に済ませることができました。

また、舅が品物数個から始めた店の
閉店セールも家族総出で手伝ってきました。

あの壊れそうな『ドリフの家状態』の古い店に
1日300人以上のお客さんがやってきました。
店の前に小さく閉店セールの張り紙をしただけなのに。(しかも広告の裏紙)

10日の朝、自宅から店に行ってみると
店の前にマイチェアに座って
そっち系の男の子たちが並んでるんですよ。ええ
ここは銀座のアップルストアかYO!(かなり大げさです)


やってくるお客さんは子供からお年寄りまで
親子で来てくれる方もたくさんいました。
どんだけ自分たちがここの店の模型で楽しんだか。
その道の方ですからね、語る語る。ええ
自分が子供のころから来て、今は息子と来てました!って


君は何オタク?って感じの子たちが(ガンダム、飛行機、戦車など系統があります)

「ぼくは、おじいさんにいろいろなことを教えてもらいました」
「ぼくは、将来こういうお店をしたいんです」
「お店やめないでください!」って号泣する子もいて
「誰かが継いでください!」って(そう言われてもね・・・)


香典代わりにたくさん買ってこい!って主人が言うから!
って車に積みきれないほどの品を買ってくれる方もいて
ほんと、ありがたかったです。

うれしいのと、あの狭い店にあんなに人がいたからか
鼻がむずむずして
鼻水が止まりませんでした。

TVや新聞(地元ね)の取材まで来ちゃってね。
もう、びっくりしました。ええ

だって頭ぼさぼさだったんですよ、私。


さらに、店にある超レトロな
ガラスケース(割れててテープでとめてる)のまで
店を壊す前にください!って言う方まで出てきて

もうびっくりでした。こんなもんいるのかい?状態です。

こんなもんまで売ってるんかい?っていうのもあってね。
たぶん、駅前の店だし
こんなのないの?っていう顧客のニーズに合わせて
仕入れしてあげてたんだろうね。

例えば、蜂を捕まえるための煙幕(長野では蜂の子を食べます)
キノコ採りに行った時、クマに襲われないための大きな鈴
※神社に寄付する?
グループで山に入った時に遭難しないように位置情報用のピストル
※用意ドンで使うやつ?
顧客が1人だけの化粧品(見たことの無いメーカー)
カイロ箱買い
※おもちゃ屋です。ええ
踊り様のカタナ
※次男がはまってます。

縄跳びなんて、あっちからもこっちからも出てくるわけです。


もっとびっくりしたのは
この古いポスターください!とか
この古いおじさん手作りの模型ください!とか
私にはゴミにしか見えないようなものを欲しがる
オタクの子たち・・・すごすぎます。ええ

おじいちゃんの店は取り壊しになります。
最後にたくさんの方が店の前で写真を撮っていました。

それくらいボロボロだったってことですけどね。
やっぱり子供のころからなんにも変わらない店が
ずっとそこにあったってことが、心にしみるのかな?
我が家も帰省するたびに、店に寄ってましたから
今後店が無くなってしまうのは、とっても寂しいですね。

DSC_0875.jpg
店がオープンしたころの写真です。
この状態で40年以上店をやってたんです。
変わったのは周りの景色だけです。ええ

まさにALWAYS3丁目の状態です。

そんなわけで、次回は夏のお盆に帰ります。