グランドオープン前の話です。
スタッフのトレーニングも兼ねてのプレオープンをしていた
日に立ち寄ってみました。
当然、日本と同じメニュー だと思った、わっこ。
苦手な英語での会話スタート。
「モスチキンはありませんか?」
「照り焼きチキン1つですね」
「違います。モスチキンです。」
「チキンのバーガーですね?」
「モスチキン」
「ナゲットですか?」
「…モ・ス・チ・キ・ン……、骨付きのチキンのフライ 」
「ナゲットには骨、ありません…。」
「………」
おちょくってる ???
困ったわっこ、最後の手段。
「日本語の話せる人、いませんか?」
日本語の話せるマネージャーらしき中国系スタッフに、相談
したレジスタッフ。 マネージャーらしきスタッフが、
「責任者が日本人なのですが、今居ませんので、ちょっと電
話で場所確認します。」
そこまでしてくれるの ?
「携帯に出ましたので、お話しますか?」
と聞かれ、せっかくなので、話す事にしました。
「メニューにモスチキンがないのですが、あとオニオンリン
グも。グランオープンになったら、注文できるようになる
のですか?」
「他のお客様にも同じ事を聞かれたのですが、モスチキンの
輸入の許可が難しくて。オニオンリングは、ご要望が多い
ので販売したいと思っています。」
「チキン、日本から輸入するのですか?」
「チキンはこちらで用意できるのですが、つけダレだけは、
どうしても同じとはいかないので…。販売は、なかなか難
しい状態です。」
そんな特別なタレを使っていたのか 恐るべし
ここで、終わろうと思ったけど、ついでに聞いちゃえ~とい
う事で、こんな事も聞いてみました。
「英語が伝わらない、発音がわかりにくかったのですが。」
(自分が下手なだけ)
「香港、シンガポールなどのモスで働いた事のあるスタッフ
ばかりですが、まだ慣れていないので、ご迷惑をおかけし
て、申し訳ありません。」
日本人は彼だけ、後は全員、中国系だと判明しました。
お目当てのモスチキンがないので、何も買わず帰りました。
この話を、ダァにすると、
「Oh No ホントに電話したの
?
……おばちゃん……、恥ずかしいからやめて…。」
いやいや、私が、電話して!って言ったんじゃなく、親切な
スタッフが電話してくれたので話したの。
親切は無駄にしちゃダメでしょう?
そして、聞いてすっきりした方がいいでしょう?
「英語、苦手なのに、そんな事聞くなんて。
おばちゃんパワー、すごい。」
いやいや、話した相手、日本人だから。
そして極めつけの一言。
「一緒にいなくてよかった 。」
どぉ~せ私は、おばちゃんですよ。
おばちゃんパワーが炸裂 した、先月末の土曜でした。