リバプール (5) |  なんとなく ヨーロッパ

 なんとなく ヨーロッパ

 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。

 

リバプールのウォーカー美術館です。
 
 
 Dante and Beatrice   by Henry Holiday (1839-1927)
 
Henry Holidayはラファエル前派の影響を受けた人みたい。
フィレンツェやシエナにもスケッチ旅行に行ったようです。
背景の橋はヴェッキオ橋。
ダンテ(1265-1321)の自伝的な詩文集「Vita Nuova」を題材にしているようです。
聖トリニタ橋のたもとで、18才のダンテがベアトリーチェ(白い服の女性)に会ったとき、
ベアトリーチェは会釈しただけで通り過ぎてしまい、
彼女の友人Monna Vanna(赤い服の女性)がダンテの様子を見ているという場面。
結局ベアトリーチェは他の男性に嫁ぎ、ダンテの失恋に終わったみたい。
画像はポストカードのものです。実際の色は、下の拡大図のような感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 Dante’s dream       by Dante Gabriel Rossetti(1828-82)
 
Dante Gabriel Rossettiはラファエル前派の画家の一人。
ラファエル前派というのは、19世紀のイギリスの画家たちだったんですね。
この絵もダンテの「Vita Nuova」を題材にしていて、
ベアトリーチェが24才で病死したときのことを、「ダンテの夢」として描いているそうです。
床のポピーは死の眠りを意味しているみたい。額のデザインも画家自身によるもの。
 
ダンテは後に「神曲」を書いた人ですが、(読んだことはない)
政治家となり、政争でフィレンツェを追放になりました。
そういえばラヴェンナに行ったとき、ダンテのお墓がありました。
 
 
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