北アイルランドを出る |  なんとなく ヨーロッパ

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 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。

ベルファスト



(2015年9月12日)
ベルファストを出て、アイルランドに入る前にガソリンを入れました。
余ったポンドは使った方がいいかな、と思って。
お札が女王の肖像じゃなくて、ベルファストの銀行が発行したものだったから、
パリに持って帰っても、両替できるかどうかちょっと不安だったりして。
スコットランドにも独自のポンド紙幣があったけど、
北アイルランドにもあるんですね。

タイアの空気圧もチェックしようと思ったら、有料の機械がありました。
ミニマム50ペンスで使うみたい。
空気のチューブの他に、水のチューブもあった。(!)




水って、なに。冷却水用なのか。
アイルランドの車はエンジンを冷却するのに、普通の水を使うのか、
あるいは機械から冷却水用の溶液が出るのか、種類があるだろうに。
緊急用に普通の水なのか。よくワカラナイ。
だからレンタカーを借りるたびに、冷却水が少ないのか・・・ヘンだ。

2本のタイアの空気圧が少ない状態でした。
だから、ちょっと不安定な感じがしてたのか。
最初にチェックすればよかった。
海辺のガソリンスタンドには、空気を入れる機械が無かったし。
でも、そういう基本的なチェックはレンタカーの会社がするべきだと思うけど。

高速に入るまでは、自動車専用みたいな国道でした。わりと速い。
ところどころで、横から車が直角に出てくる。
信号がないから、ドキッとしたりして。
そして、その車が反対側に出ていったりして。

途中から高速になりました。スムーズに走ります。
『そろそろ国境が近い・・・』
昔まだEUが人の出入りが自由じゃなかったころ、
フランスとイタリアの国境では、地元の人は税関で減速して、
手を上げるだけで通っていたから、そんな感じかもしれない。
もしそうだったら、他の車についてそのまま通り抜けようとか思っていたのでした。
もし止められたら、地図を見せてこういうルートで入ったので、
税関がなかったのでした、と話そうとか思っていたのです。
泊ったところはココとココで、ホテルの領収書もあるし。
ロシアでは入国も出国も、審査に時間がかかったからね。

しかし、何も無いうちに通り過ぎてしまった。(!)
高速道路の表示板が緑色から青に変わった。
そして表示がマイルからkmに変わりました。
『何も無いのか。・・・それでいいのか。』
たしかに同じアイルランドだけど、お金も距離の表示も違うし、
法律も違うんじゃないかな。
国境はあるけど、税関が無いなんて、不思議ですね。
北アイルランドからイングランドに行くときには、税関があるのか。
こんなふうに統治しないとアイルランド人が文句を言うからか。
帰ってから人に話したら、皆ビックリしてました。
だから北アイルランドに入ったとき、ガソリンスタンドで訊いても、
話が通じなかったんだ。
(ヘタな英語のせいもあるだろうけど。)

ずっと不安に思っていたので、かなりホッとしました。
最悪の場合、密入国で逮捕されるかも、とか思ってたからね。
アイルランドの高速を走りながら、
『これで無事にパリに帰れるぜ。フフフ。』