マドレーヌ寺院 (2) |  なんとなく ヨーロッパ

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 フランスに住んでいるので、パリとフランスの話が多くなると思いますが、
 まぁ気分で。

マドレーヌ寺院


この建物は、最初、ナポレオンが自分の軍団の栄光を讃えるために、
造ることを命じたそうです。
『だから、ステンドグラスが無いのかな。』

1842年、王政復古の時代に、
キリスト教の教会として完成しました。

ローソクを灯して、(ミサをやっていなかったので)写真を数枚撮りました。
帰ろうとして出口に向ったんだけど、
『ん?』と思って、立ち止まりました。

『・・・なんかヘンだ。』
なんだろう、この違和感のようなものは・・・

15秒ほどして、気がつきました。
正面の祭壇のマリア様がイエスを伴なっていないのです。
普通は、幼子のイエスを抱いているとか、あるいはピエタのように、
亡くなったイエスを抱えているとか、そんな形が多いんです。


マドレーヌ寺院


細い十字架が前にあって、そこには磔刑になったイエスがいるけれど、
普通はそうじゃないんです。
不思議のメダイの礼拝堂は、マリア様だけで、
やっぱり細い十字架が前にありますが、それはそれでイイんです。
マリア様がイエスを伴なわずに単独で現れたから。

でも、マドレーヌ寺院のマリア様はどうして単独でいるんだろう。
(天使には囲まれているけれど。)
『・・・まさか。』
『・・・まさか。あれはマリア様じゃなくて、マグダラのマリアなのか。』
『・・・まさか。そんなことがあるだろうか。・・・でも、ありえるかも。』

そう思ったら、そのまま帰るわけにはいかないような気がしたので、
誰かに訊いてみようと思ったのでした。
でも、なぜか教会の関係者は見当たらなかったので、
しょうがないので売店のオバさんに訊いてみることにしました。
お客さんが2、3人いたので、商売の邪魔をしないように、
少し待ってから訊いてみたら、
やっぱり、あれはマグダラのマリアだそうです!
『・・・そうだったのか。・・・知らなかった。』

しかし、マグダラのマリアって、普通に聖書を読むと、
弟子でもないし、一般人のような感じだけど、
こんな立派な教会の本尊になっているんですね。
『それでいいのか。』って気がしないでもないけど。

ダ・ヴィンチ・コードには、この教会は出てこなかったと思うけど。
作者は、何か説明したほうがいいんじゃないかな。
(物語を勝手に作って挿入するとか。)

この教会をマグダラのマリアに捧げると決めたのは、
フリーメーソンの人だったのか。(?)
1814年、ナポレオンが失脚した後、
ルイ18世がキリスト教の教会にすると決めたみたいだけど。
・・・どうなんでしょうね。


マドレーヌ寺院