
( 2011年3月 )
前日のように、23時40分頃、洞窟に出かけていきました。
わりと人が多かった。
でも0時を回ると、ほとんどの人が帰って、
オジさんが1人と4人のグループだけになりました。
でも前夜と違って、掃除をする人がいました。
『昨日はいなかったのに。』
ヘンだ。
洞窟の前の蝋燭は全部点いていました。
前夜は数本しか点いていなかったのに。

やがて4人のグループが帰って、
オジさんと掃除の人だけになりました。
こういうときに、近くで掃除をされていると、
どうもいけませんね。
『今日はダメかな。』と思いながら、ベンチにかけていたら、
しばらくして、オジさんと掃除の人がいなくなりました。
ベルナデットが祈った場所の近くに行って、
立ち尽くしていると、オジさんが帰ってきました。
門が閉まっているということを知らなかったみたいです。
オジさんはそのまま通り過ぎて、坂を登っていきました。
0時過ぎに開いている唯一の門がその上にあるのです。
この日は、星が綺麗でした。
ちょっと寒かったけど。
ときどき空を見上げたりして、洞窟の前にいました。
そして前日のように、
広場を見渡せる位置まで下がりました。

前日より長い時間、その場所にいました。
前日とは違ったことを感じました。
感覚が冴えてきました。
ものごとを明確に捕らえることができるような気がしました。
最後の夜を、こんなふうに過ごすことができて、
よかったと思います。
1時を過ぎてから、ホテルに帰りました。
ベルを鳴らしたら、昨日と同じ夜勤のオジさんが
笑顔で迎えてくれました。
