
1656年、イタリアではペストが猛威をふるっていました。
伝染病が蔓延するのをどうすることもできなかったので、
大司教の Alphonse Puccinelli は、断食をして、
大天使ミカエルに祈りました。
9月22日の夜明け、
モンテ・サン・アンジェロの司教館の一室で祈っていた大司教は、
地面が揺れたような気がしました。
そして、まばゆい光のなかに大天使ミカエルが現れました。
聖ミカエルは大司教に、
モンテ・サン・アンジェロの洞窟の小石を聖別して、
その上に十字とM. A.という文字を彫りなさいと言いました。
(Saint Michel Archange ・・・ 大天使ミカエルという意味 )
信仰を持って、この石を身につける者は、
誰でもペストから免れるであろう、と告げました。
司教は大天使ミカエルに言われた通りにしました。
まもなく町はペストから救われました。
この石を持つ者は、何処にいても、
同じようにペストから救われました。
この奇跡と感謝を永久に残すために、
大司教は町の広場にモニュメントを建てました。
いまでもそのモニュメントは、
聖ミカエルが現れた部屋のバルコニーに面した所に
残っているそうです。
◇ ◇ ◇
Saint Michel Archange はフランス語ですが、
Archange が大天使という意味です。
たぶんイタリア語でも似たような綴りなのでしょう。
(San Michele Arcangelo かも。)
そういえば、教会の売店で、
客が店員の人に何か言ったら、
小指の先ほどの石を幾つか出していました。
ショーケースには無かったんだけど。
洞窟には、小石なんか落ちていません。
床はきれいに石板のようなものが敷きつめられています。
そうか、そういう意味があったんだ。
モニュメントのことも、買ってきた本を解読して分かったくらいだから、
何処にあったのか分かりません。
現地にいる間に、本を全部読むなんて無理だから。
パリにも不思議のメダイの礼拝堂がありますが、
そうか・・・メダイだけじゃなくて、信仰心が必要なんだ。
(きっと。)