はいあがろう。「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる。 -18ページ目



時計は動くのをやめ
奇妙な晩餐は静かに続く
何かを脱がすように

もうそろそろ口を閉じて
分かり合えているかどうかの答えは
多分どこにも無い
それなら体を寄せ合うだけでも

優しいものは とても恐いから
泣いてしまう 貴方は優しいから
誰にも傷が付かないようにと
ひとりだなんて踊らないで
どうか私とワルツを

この冬が終わる頃には
凍った鳥達も溶けずに落ちる
不安で飛べないまま

あとどれだけ歩けるのだろう
きっと貴方は世界の果てへでも
行くと言うのだろう
全ての温度を振り払いながら

失う時が いつか来る事も
知っているの 貴方は悲しいほど
それでもなぜ生きようとするの
何も信じられないくせに
そんな寂しい期待で

優しいものは とても恐いから
泣いてしまう 貴方は優しいから
誰にも傷が付かないようにと
ひとりだなんて踊らないで
不思議な炎に 焼かれているのなら

悲鳴(声)を上げて 名前を呼んで
一度だけでも それが最後でも
誰にも傷が付かないようにと
ひとりでなんて踊らないで
そして私とワルツを
金を失ってもまたどこかから取り戻せるでしょう



一度失った私自身の信用…

曲げた行為をしたという事実は

もう取り戻せません

敵と闘う前に尻尾を巻くような行為は…
できません…

負けると知りつつも
闘わねばならぬ時があると考える者です

勝つことでしか
未来は開かれない

勝て…

そう言います

が…
しかし実はこの言い方は
心的姿勢の話で…

己や周りを奮い立たせる呪文のようなもの

本当の本当
本心では
そんなふうに私は考えていない…

真に肝心なことは
どのように闘い…
どのように勝ったか…?
あるいは
敗れたか…?

その過程が重要

ですから、今回の競馬勝負。岡部さんが騎乗してくださるとしても、勝てとはいいません

岡部が岡部であってくだされば、それでかまわない

森田くんはここまで気持ちよく打ってきた
常にリードして順調に帆をあげてるよう……
景色も良かったろう ピクニック気分だ

しかしこれからは違う 
変わるよ なにもかも………


ここから先は地獄の淵を通る



はいあがろう。「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる。
無念…
無念だ…!

くたばるのは無念……

しかし…
仕方ないのさ…
これも…!

無念であることが
そのまま「生の証」だ……!

思うようにいかねぇことばかりじゃねえか…
生きるってことは…!

不本意の連続…

時には全く理不尽な…
ひどい仕打ちだってある…

けどよ…
たぶん…
それでいいんだな……

無念が
「願い」を光らせる……!

嫌いじゃなかった……
何か「願い」を持つこと
そして…

同時に
今ある現実と合意すること…!

不本意と
仲良くすること……

そんな生き方が
好きだった……

たぶん…

愛していた…
無念を…!

だから…
いいんだ
これで…!