暗くなって、家々に灯りがともる。
外からその灯を見た時には、
無性に悲しくなるが、
私はその風景が一番好きだ。
私が手に入れることが叶わなかった温かい家庭というもの、
郷愁を誘うその風景、
家々の灯り、漂ってくる料理の匂い、
愛。
裏切られてばかりの来し方。
初めから愛などなかったんだ。
利用されてばかりだったかな。
親もきょうだいも夫も友達も。
信じたりしたら裏切られる、その繰り返しだった。
いい加減に学習しないとね。