昨晩の米国市場は小動き、4月のPMIの大幅低下やスペインのGDPの2四半期連続 のマイナスなどが、上値を押さえました。それでも、今週は第一週ということ で、これから始まる経済指標の発表待ちの雰囲気で、売り込まれるといことは なく50ドルほどのマイナスから切り返して取引を終えました。 これを受けての日本市場ですが、為替が80円割れと円高方向に進んでいること から、9470円と値を下げてのスタートとなります。若干のリバウンドも想定さ れたところなのですが、序盤は下への動きとなり9420円まで下落となりました。 後場になると、後場寄りから下げ幅を拡大、オーストラリア準備銀行の政策金 利引き下げが、予想よりも大幅な利下げとなったため、豪ドルが売られ、円高 が進んだことが嫌気されました。終盤にはとうとう9330円までの下落となり、 下げ幅は、170円と大幅安。大引けでは少し戻して9340円と安値圏のまま、休 み明けの取引を終えました。 個別銘柄も、値下がり銘柄は1200を超えるほぼ全面安の展開。主力輸出銘柄中 心に売られる展開となりました。目立ったところでは、TDK、東京エレクトロ ン、ファーストリテイリングなどが大幅安となり決算の内容が期待はずれだっ た銘柄はさらに売りを浴びている状態です。 連休の中日ということで、買い意欲も乏しく、連休前に逃げておこうという動 きが強かった感じです。明日終われば、またお休みに入りますので、引き続き 買い意欲は乏しい状態が想定されます。連休明けて欧米がどういう状態で帰っ てくるかは、もちろんわかりませんので、ポジションは控えめにというところ です。
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