昨晩の米国市場はまちまち。ダウは小幅に続落、ナスダックは、小幅プ ラスとなりました。朝方に発表の新規失業保険申請件数は予想以上の減 少となりましたが、欧州債務への懸念のほうが強く、売り先行での相場 となりました。それでも13000ドルという節目では、買い戻しや押し目 買いも入り小幅安で取引を終えました。 これを受けての日本市場ですが、寄り付きから安いところからのスター トとなります、円高方向の為替が嫌気されている状態。9720円でスター トの後は、9660円まで下落を見せます。このままかと思われましたが、 ここからは買い戻しと思われる大口買いからリバウンドを見せ9750円ま で上昇。ですが、ここからは再度売り物に押されて9700円を割り込んで いきます。ここでは踏ん張り、そのまま9700円程度で現物前場の取引を 終了しました。 後場になると、13:00ころに前場の安値9660円まで再度下落となります が、ここでは買い戻しもあり9700円を挟んでの上下動となります。引け 際には、再度9660円まで下落し、9680円で今週の取引を終えました。 個別銘柄は、総じて軟調な展開となり主力銘柄中心に大幅安となりまし た。それでも値下がり銘柄は940と全面安までとはいかず武田、アステ ラス、第一三共、NTTドコモ、JR東日本、JR東海など内需系銘柄には押 し目買いという状態です。 とりあえず、欧州懸念が材料となっている状態ですが、今晩は米国で雇 用統計の発表もあり、さらには米国市場はお休みと反転の動きがでるの であれば火曜日以降かというところです。 10200円から9660円と大幅な下落となった今週です。 世の中的には、押し目気運が高い中ですが、状況からは十分に警戒が必 要な形です。
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